【キハ40を追う~北海道編3rd(Vol.7・終)】最後にキハ40に乗車して北海道を後にする

鉄道

いよいよ北海道3泊4日鉄道旅の最終日となりました。4日目となる最終日は、北海道を出て青森から大鰐温泉、さらに鷹ノ巣から秋田内陸縦貫鉄道を経て角館へ、そして新幹線で東京に戻る予定でしたが…

▼▼前回までの【キハ40を追う~北海道編3rd(Vol.1~6)】はこちらから▼▼

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早朝の函館駅

朝起きて外を見るとまだ夜明け前。ホテルの部屋の窓から函館駅のホームを見るとすでに車両が停まっています。乗車する予定の列車まで時間があったので、ホームへと足を運んでみることに。

4番線には6時50分発、道南いさりび鉄道の始発列車である120Dが発車を待ってます。

道南いさりび鉄道の始発列車

1・2番線が道南いさりび鉄道の発着ホームですが、この始発列車は4番線なんですね。
車両は昨日も見かけたキハ40 1793の「ながまれ号」です。

キハ40 1793運用の120D

「ながまれ」は以前の記事でも書きましたが、方言で「ゆっくり・のんびりして」という意味。

「ながまれ号」のラッピング

となりの5番線の7時発733系1000番台の函館ライナーとのツーショットが見られました。

733系はこだてライナーとのツーショット

道南いさりび鉄道の上磯からの1番列車である1151Dが到着する時間なので、1・2番線のホームへ。
駅のコンコースには「大人の休日倶楽部」歓迎の幟が…うれしいですね。

大人の休日倶楽部歓迎の幟

1番線に入ってきたのはキハ40 1814の単行です。

道南いさりび鉄道のキハ40 1814

濃赤色の車両ですが、昨日木古内まで往復乗車した同じ濃赤色の1796とは別の車両です。

続いて函館本線森駅からの1番列車である5880Dが着く3番線に向かいます。
到着したのは、キハ40 1801+1813の2両編成です。

2両編成で到着した5880D
キハ40 1801+1813

到着した様子を見ていると、さきほど1番線に着いた道南いさりび鉄道のキハ40が上磯行の1152Dとなって発車していきました。

1番線から1152Dが発車

3番線に到着した5880Dは、4851Dの大沼公園行となるようですが、2両編成が切り離され、1813だけの単行となって運行されるようですね。

連結解除作業

これまで何度か函館本線の函館-長万部間のキハ40普通列車に乗った経験からすると、2両編成で運行されるのは函館-森間に限定され、森-長万部間あるいは函館から長万部まで通しで走る列車はキハ40単行の運用だと考えられます。

ここまでの発着見学を終えると、乗車予定の821Dに乗る準備もあるため一旦ホテルに戻ります。
身支度を整え、8時過ぎに部屋の窓からのぞくと、821Dはすでに3番線に待機しています。

ホテルの部屋から駅ホームを一望

JRイン函館は函館駅直結で、さらに部屋の窓から駅のホームが一望できるので便利です。

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今旅最後のキハ40乗車

さて、乗車する821Dは長万部行とあって、やはりキハ40の単行です。

821Dはキハ40 1803の単行
函館発長万部行の821D

発車時刻が近づくにつれ乗客の数も増えて、発車時には通路にも立ち客がでる程の混雑状況です。

この821Dが今回の北海道旅最後の道内乗車であり、もちろん最後のキハ40乗車となります。
できればもう少しのんびりした雰囲気が良かったのですが、満員の状況は仕方ないですね。

列車は満員状態のまま、26分の乗車で新幹線の乗換駅である新函館北斗に到着。
駅に着くと新幹線へ乗り換えるため、ほとんどの乗客は降りてしまいました。

乗り換え客が新幹線乗り場へ移動し、閑散となったホームから、6分停車したのち、821Dは長万部に向けて走り去っていきました。

新函館北斗から発車する821D

東北縦断の予定が…

キハ40にお別れを告げて、新函館北斗駅の在来線ホームから新幹線乗り場へ。

乗車予定のはやぶさ18号の発車時刻まで30分以上あるので、一旦改札の外へと。
そして時間があるといつも北口に出てみるのですが、相変わらず “何もなし” ですね。

“何もない” 新函館北斗駅の北口前

スキー場行きの送迎バスが発車していくと、あたりは静寂に包まれます。

寒さも応えるので早々に駅に引き返し、エキナカの店で土産店などをみていると丁度時間になったので新幹線ホームへと進みます。

ちなみに、はやぶさ号は全席指定席ですが、新函館北斗-新青森間は指定券なしで空いている指定席に座ることができます。

はやぶさ18号で新青森へ

定刻に発車したはやぶさ18号はやがて青函トンネルを抜けてまもなく新青森へ。

計画では、新青森から大鰐温泉へ行って昼食、さらに奥羽本線の鷹ノ巣から秋田内陸縦貫鉄道で角館へ至り、そこから秋田新幹線で東京に戻るべく、秋田新幹線の指定席も予約済みでした。

ところが、新青森に向かう途中から、風邪をひいたのか体がだるくなってきて、当初の予定をこなす元気がなくなっていました。

新青森で下車して少しの時間思案していましたが、予定を断念しそのまま東京に戻ることに。
駅弁の「大館鶏めし」を買って、みどりの窓口で指定券の変更をするも、なかなか混んでいるようで、次のはやぶさ号は3列席の真ん中、つまりB席しか空いていないとか…。

結局、新青森11時52分発のはやぶさ22号で東京に向かうことにより、今回の3泊4日にわたる冬の北海道鉄道旅を終えることになりました。

来年2025年のダイヤ改正で、ついに北海道内におけるキハ40の定期運用は終了してしまいます。
最後の活躍を見届けるために、来年もまた訪れてみたいものです。

北海道鉄道旅3rdの旅程

参考までに、今回の北海道3泊4日鉄道旅の旅程を記します。
★は「大人の休日倶楽部パス」で使用した指定席

 日程2024年1月22日(月)~25日(木)
 1日目  東京発6:32発=(はやぶさ1号)=新函館北斗10:53着 
新函館北斗11:33発→(北斗9号)→森11:32着
森11:54発→(4832D)→大沼公園12:25着
大沼公園13:14発→(823D)→長万部14:58着
長万部15:05発→(北斗13号)→札幌17:30着
 2日目札幌5:54発→(923D)→旭川8:54着
旭川10:30→(ライラック18号)→札幌11:55着
 3日目札幌6:00発→(北斗2号)→長万部8:08着
長万部8:32発→(820D)→函館11:36着
函館13:36発→(道南いさりび鉄道)→木古内14:36着
木古内15:19発→(道南いさりび鉄道)→函館16:22着
 4日目8:18発→(821D)→新函館北斗8:44着
新函館北斗9:35発=(はやぶさ18号)=新青森10:39着
新青森11:52発=(はやぶさ22号)=東京15:04着

【キハ40を追う~北海道編3rd】(完)

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