【５０＋（フィフティ・プラス）】JR東海が運営する50歳以上のシニア向けの会員サービス

JR東海が銘打つ “50歳からの旅クラブ” をご存じですか？
JR東日本が提供する「大人の休日倶楽部」ほど知れ渡っていませんが、50歳以上の方にはとてもお得なサービス企画ですので、ご紹介したいと思います。

お知らせ

JR東海とJR東海ツアーズ

「50＋」は、JR東海が運営し、JR東海の子会社であるJR東海ツアーズが旅行の企画・実施や受付等の業務を行っています。JR東海が東海道新幹線を運行していることだけあって、東海道新幹線を利用する旅行商品が強みです。

東海道新幹線を利用しての日帰りパックや、新幹線と宿泊をセットにした旅行商品の価格が安価に設定されていて、新幹線と宿泊を別個に利用する価格より、かなりお得な料金で利用することができます。

50歳以上の方向けの「50＋」。対象の方には自信をもってお勧めできる商品です。

JR東海のホームページの中に、「50＋」のサイトがあります。

今回ご紹介する「50＋」について、JR東海によれば、次のように説明されています。

50＋は、JR東海がお届けする会費無料の “50歳からの旅クラブ”。
数々の魅力あふれる旅を、会員ならではのおトクな価格で。
大人のあなたにご案内したい旅が、ここにあります。

タイトル名どおり、対象者は50歳以上のシニアとなります。

やはり旅行の需要としてはシニア層がメインターゲットとなるので、中高年の取り込みを図るサービス商品といえるでしょう。

さらに「50＋」の４つのポイントとして、次の内容が謳われています。

この中でも特に大きなポイントは1．と4．でしょう。
なんといっても、入会金・年会費が無料で利用できるのは最大のメリットですね。

同行者については、旅行商品によっても異なりますが、制限人数内であれば同行者の年齢は問われないのもうれしいポイントです。家族旅行などにも利用できることになります。

50＋を利用するためには、会員登録する必要があります。

入会資格は日本国内に在住の50歳以上の方で、パソコンやスマホで利用可能なメールアドレスが要ります。

入会手続きは、JP東海のホームページから行ってください。
必要事項を入力すれば、すぐに会員登録されます。

では、どれくらいお得なのか、実際の旅行商品で検証してみましょう。

今回は、東京を出発し新幹線で名古屋まで行き、名古屋市内のホテルで宿泊し、翌日名古屋から新幹線で東京に戻る1泊2日の旅行とします。旅行日程と宿泊するホテルを以下の設定とします。

旅行日程              2023年4月21日（金）～22日（土）
往復利用列車       東海道新幹線　普通席
宿泊ホテル           ホテル相鉄フレッサイン　名古屋駅桜通口（シングルルーム）

●まずは、正規料金で算出してみます。

　往復交通費     　11,300円×2＝22,600円
　ホテル代           11,000円
　合計                 33,600円

●次に、JR東海ツアーズの50＋でない旅行商品では、

　パック料金　　 23,700円

●それでは、50＋の料金はというと…

　パック料金 18,700円

正規料金からは14,900円のお得、JR東海の50+ではない商品と比較しても5,000円も安く設定されています。往復の交通費よりも安いのは驚きですね！！

個人旅行で、割引のない新幹線代とホテル代を別々に購入する方は少ないと思われますが、旅行会社のパック旅行商品を利用するにしても、いろいろと比較検討されることでしょう。

前記のように、東海道新幹線を利用するに際してお得感のあるJR東海ツアーズにおいても、50＋を利用することによりさらに安くなり、破格ともいえる料金設定となっていることがお分かりいただけると思います。

50＋のデメリットといえば、利用できる新幹線や宿泊のホテルが限定されていることです。
やはり、利用客の少ない時間帯の新幹線の利用を促すこと等からやむを得ないことだと思います。

実際、前記の事例で名古屋から東京への復路の新幹線は、丁度よいと思われる18時前後発ののぞみの設定はなく、こだまが主体となっていて、のぞみやひかりは夕方前か遅い時間しかありません。

以上の点さえ踏まえれば、これほどお得感を享受できる旅行商品はないと思います。

東海道新幹線を利用した宿泊旅をお考えの際は、この「50＋」のサイトを覗いてみてはいかがですか。きっと満足できるパック商品がみつかることでしょう。