北海道鉄道旅の2日目は、札幌を出発して旭川へ、さらに石北本線を下って遠軽まで行き、そこから札幌まで戻る行程で、キハ40三昧となる予定でしたが・・・厳冬期の鉄道旅にトラブルはつきものです。
▼▼前回までの【キハ40を追う~北海道編3rd(Vol.1~2)】はこちらから▼▼
早朝発車の923Dで旭川へ
2日目の朝は早い。3年連続で札幌始発でキハ40運用の923Dに乗るためです。
昨年までは札幌発6時だったのが、ダイヤ改正で5時54分発に変更されています。
それにしても、この923Dがまだキハ40で運用されていることはうれしい限りですが、残念ながらこの3月のダイヤ改正で、遂にH100形に置き換わるようです。
なので、キハ40による923Dの乗車はこれが最後になるでしょう。
鉄道ファンと思われる何人かがカメラを向ける中、未明の7番線ホームに923Dが入線してきました。
今日の923Dはキハ40の2両編成で、1790+1816です。旭川寄り先頭の1790は「山明号」。
キハ40運用923Dの最期を楽しむ
923Dは定刻にまだ暗い札幌駅を出発します。
2両のうち、前よりの山明号の席のほうが埋まっている感じですね。
一般の乗客にとっては、リニューアルされた新しい車内のほうが良いのだと思います。
鉄道ファンの私は当然(?)、オリジナルの後ろより車両に座ります。
発車すると、お決まりの自動アナウンスではなく、車掌による案内放送がありました。
この923Dは滝川まではワンマンではなく、車掌が乗務しているのですね。
乗客はいつも通りの感じで、ボックス席を占有できるほどの人数です。
コンビニで買った菓子パンをかじりながら、粉雪の舞う車窓風景をぼんやりと眺めます。
やはり、キハ40による923Dの最後の乗車とあって、感慨深いものがあります。
窓の外は白々と明けていき、923Dは各駅に停車しながら黙々と旭川を目指します。
札幌を出て約1時間、岩見沢に到着。
室蘭本線のホームには苫小牧から到着したキハ150の1461Dが到着しました。
ここで札幌を35分後に出たライラック1号に先を譲ります。
ライラック1号を先に行かせて、923Dはまたゆっくりと走り出します。
次なる主要駅は滝川。ここでも札幌を約1時間後に出発したオホーツク1号に抜かれます。
まだ雪の降り続く滝川駅のホームに出て、キハ40のエンジンのアイドリング音に聞き入ります。
オホーツク1号をやり過ごしてから、旭川に向け発車。
そして、札幌を出てから丁度3時間、終着の旭川に到着しました。
雪の中を走ってきたおかげで前面は雪まみれに。
札幌-旭川間、キハ40による3時間の、のんびり旅を満喫して923Dにお別れを告げます。
4523Dが来ない!!
さて、これからの予定は、まず9時16分発の4523Dで上川まで行き、さらに4623Dに乗り継いで遠軽まで行く予定です。遠軽からは4622Dで旭川まで戻ることにしていました。
4523DはH100形運用ですが、4623Dと4622Dはキハ40なので、十分楽しめそうです。
4523Dの発車ホームである7番線で待っていると、発車時刻に近づいても入線する気配なく、3番線に変更になったとのアナウンス。なんだかいやな予感。
待っている間、宗谷本線の永山行1323DがH100形の2両編成でホームを離れます。
旭川駅では完全にH100形が主流ですね。
発車時刻を過ぎても4523Dは3番線に姿を現さないでいると、使用する車両が旭川駅の留置線で積雪により出られないとのアナウンス。係員が除雪を行っているので、しばらくお待ちくださいと。
寒いホームからコンコースに降りて待っていても、一向に入線する見込みがない。。。
3番線からは、先に札幌行オホーツク2号が発車していきます。
1時間ほど待っても運行する見込みがないので、この先予定していた列車に乗れないばかりか、運休や大幅な遅延により、今日の宿泊先の札幌まで戻ってこられるか心配。
さて、この先どうしようか・・・!?