前号に続き、大沼公園を散策した後、キハ40で長万部まで乗車し、その後特急で一路札幌を目指します。札幌でのグルメの様子もご紹介します。
▼▼前回の「キハ40を追う~北海道編3rd(Vol.1)」はこちら▼▼
大沼公園の散策
4832Dで大沼公園に12時25分に着いたのち、長万部行の823Dの発車時刻まで50分位の時間があったので、折角だからと大沼公園まで行ってみることに。
風光明媚な景色で有名な大沼・小沼も、この厳冬期では雪一色なのはわかっていましたが、駅前の案内図を頼りに大沼公園に向かいます。
この時期さすがに日本人観光客の姿はまばらでしたが、それに引き換え、中国人の団体客が多人数で押しかけています。観光バスによるツアー客のようですが、こんな時期でも寄るのですね。
観光というよりは、公園広場で子供たちが雪遊びで楽しんでいるようです。
公園広場から見る大沼は予想通り一面の雪景色。
一応、雪道となっている「大島の路」をぐるりと回ってみます。
途中に「千の風になって」のモニュメントの石板部分だけが顔を出していました(モニュメント自体は雪の中。。。)
さて、20~30分ほど散策してから、レストランで食事をするまでの時間はないため、パンかおにぎりでも買おうかとコンビニを探しますが、そのような店は全く見当たりません。
仕方なく、缶コーヒーだけ買って、車内で持参した行動食(おかし)の昼食とすることに。
出発時刻までの間、駅前の観光案内所で時間を潰し、頃合いを見て駅に戻ります。
キハ40単行にて長万部へ
時間になりホームに出ると、函館発長万部行の823Dが入線してきました。
今日の823Dはキハ40 1813の単行です。
さきほど乗った4832Dとは違い、そこそこの人数が乗っていますが、ボックス席を占有することができました。このキハ40 1813の座席は2+1の並びになっています。
823Dは先着の北斗8号が遅れたことにより、定刻から3分ほど遅れて大沼公園駅を出発。
30分弱の乗車で森駅に到着。ここで10分間停車のため、いったん外の空気を吸いにホームへ。
向かいのホームに目をやると、3両編成のキハ40がアイドリングしながら発車待ちのようです。
よく見ると、この3両(キハ40 1762+1805+1704)は2時間ほど前に森駅の留置線に控えていた編成ですね。時刻表で確認する限り、このあと14時6分森発の函館行4834Dと思われます。
10分の停車ののち、列車は静かに森駅を出発。
天気は相変わらずどんよりしていますが、列車は1駅1駅停車しながら黙々と海岸沿いの鉄路をひた走ります。
車内の座席のうち、海側の1席ボックスはほぼ鉄道ファンらしき人達が陣取っています。
中には、車窓の風景をずっと動画撮影していると思しき人も…。
そんな光景も見ながら、およそ1時間40分の乗車で終着の長万部に到着しました。
回復運転の北斗13号
ここから特急に乗り換えて札幌に向かうのですが、ホームに降り立つと、とにかく寒い!!
寒風が身に応える感じなので、ホームでの撮影もそこそこに連絡橋に避難します。
札幌方面のホームに立つこともままならないので、しばらくここで待機。
特急が入線してくる方向の線路を上から見ていると、構内少し先で前照灯を点けた列車が止まっているのが確認できますが、なかなか来ません。
駅のアナウンスにより、ポイントの不具合があり入線ができない様子。
寒さをこらえてしばらく待つこと約10分、ようやく札幌行きの特急北斗13号が入線してきました。
車内に乗り込むと、暖かくて生き返った感じです。
キハ261系の北斗13号は、回復運転を図るべく、自慢の高速エンジンをうならせて驀進します。
回復運転の甲斐あってか、その後だいぶ遅れを取り戻しましたが、南千歳から先が渋滞している旨のアナウンスが。南千歳から終点の札幌までは、空港からのエアポート号や石勝線とも合流するため、必ずと言っていいほど遅れますね。
結局、定刻より8分ほどの遅れで札幌に到着しました。
札幌での晩御飯
札幌に着いたら、ホテルへのチェックインより先に夕飯に向かいます。
今晩目指すのは、味噌ラーメン専門店の「狼スープ」。
地下鉄南北線で中島公園まで行き、そこから地図を頼りに目的地へ歩いて向かいます。
10分ほど歩いて地図が示す場所にたどり着いたものの、お目当ての店が見つかりません。
あたりをうろうろしていると、やっと店を見つけましたが、店の電気は消え既に閉店しています。
今日は定休日ではないことを確認し、閉店時間前に着いたはずなのに、どうして???
仕方なく諦め、次の候補は考えていなかったのですが、有名店の「らーめん信玄 南6条店」へ。
有名店だけに行列も予想しましたが、その時はまた考えよう。。。
地下鉄ですすきのまで戻り、またGoogle map先生を頼りにかの店を目指します。
店に着くと、外で待っているのは2人のみ、店内には10人ほど待っていますが、外で待てない程の寒さではないので待つことに。
結局、それほど待つことなく、15分ほどでカウンターに通され、ラーメン(コク味噌の「信州」にコーンのトッピング)とこれまた人気の炒飯、そしてビールを注文。
体の芯まであったまるおいしいラーメンをいただき店を後にしました。
今日の宿は昨年も利用した「札幌ワシントンホテルプラザ」。
2022年3月開業と新しくきれいで、しかも駅近で、比較的リーズナブルなホテルです。
明朝は5時54分発の923Dに乗るため、早めに就寝としました。