北海道鉄道旅の3日目は、天候の悪化から札幌から函館まで急ぎ移動し、道南エリアのキハ40に可能な限り乗車することにしました。
▼▼前回までの【キハ40を追う~北海道編3rd(Vol.1~4)】はこちらから▼▼
早朝の札幌駅にて
当初の予定では札幌6時52分発の北斗4号でとりあえず苫小牧に向かい、日高本線のキハ40で鵡川までの往復乗車をした後、北斗6号で五稜郭へ、そして道南いさりび鉄道で木古内まで行き、はやぶさ19号で新函館北斗に戻りながら、さらに函館までのキハ40乗車を楽しむ予定にしていました。
ところが、前日からの天気予報で、早朝から函館方面は吹雪の状態とのことでしたので、列車が運休する前に、できるだけ函館まで辿り着くことを最優先としました。
それにより、札幌発は最も早い6時発の北斗2号で一気に函館まで乗車することに。おかけで、ホテルで予約していた朝食は放棄し、コンビニでおにぎりなどを買って早朝の札幌駅に向かいます。
札幌駅に着くと、どうやら北斗2号は予定通りの運行のようで一安心。
発車時刻までの間に、7番線に今日の923Dを見に行きます。
キハ150を先頭に入線してきたので、おやっと思いましたが、客扱いはない回送連結のようです。
キハ40は昨日と同じ1790(山明号)+1816の2両でした。
北斗2号で函館を目指す
北斗2号の自由席は席に十分余裕のある状態で、6時ちょうどに小雪ちらつく札幌駅を出発。
苫小牧での下車はあきらめ、そのまま乗車を続けます。
車内でスマホの天気予報を見てみると、函館方面は吹雪などではなく、雪も大して降っていない様子。何度か天気予報を確認してみますが、道南地方の雪によるダイヤへの影響はなさそうなので、長万部で下車してキハ40運用による普通列車に乗り換えることにしました。
車窓から秘境駅の小幌駅を一瞬確認すると、まもなく長万部です。
長万部駅の改札を一度抜けて1年ぶりの駅舎を拝んでから、窓口で当初予約していた北斗6号の指定を取り消しました。
大人の休日倶楽部パスの指定席予約は6回までなので、よく考えて使う必要があります。
長万部から820Dの長旅
さてここ長万部からは8時32分発函館行の820Dで終点の函館まで乗車します。
キハ40 1767の単行ですね。
3時間の長丁場ですが、キハ40に浸れるとして存分に味わいたいと思います。
そういえば、前日乗車した札幌-旭川間のキハ40による923Dも3時間乗りましたね。
海岸線を走り進むうち、青空が広がってきました。
やはり青い空に白銀は映えますね。心も自然と踊ってきます。
長万部を出発してから約1時間半で森駅に到着。ここで8分停車するので、ホームに出てみます。
一昨日も同じ風景をみましたが、今日のほうが天気が良いみたいです。
留置線に佇む2両のキハ40を見ていると心が和みますね。
再び魅惑の勾配区間へ
ここから先、駒ヶ岳駅までの勾配区間を再び楽しむことにしましょう。
駒ヶ岳の裾野に差し掛かると、列車は大きく左にカーブして登り勾配に挑む準備となります。
やはりこの区間は何度乗ってもいいですね。キハ40の踏ん張りを実感できる時間です。
今日の駒ヶ岳は山頂部に雲がかかっていますが、駒ヶ岳駅手前でその雄姿を見せてくれました。
そして、森駅から20分かけて駒ヶ岳駅に到着。キハ40は頑張りました。
その後も820Dは各駅に停車しながら3時間かけて終着の函館駅に着きました。
木古内行の前に函館で一服
ちょうど1番線には道南いさりび鉄道のキハ40 1796が停車していました。
これから道南いさりび鉄道で木古内まで往復乗車する予定ですが、その前に腹ごしらえ。
駅舎2階の「ラーメンあじさい」に寄ってみました。
函館といえばやっぱり塩ラーメン。「特製塩拉麺」を注文し、おいしくいただきました。
食後、次に乗る列車まで1時間半ほどあったので、どこか市内見物でもしようかと思いましたが、函館もめぼしい観光地は訪れているので、駅近くで何かないかとブラブラしていると、駅前のキラリスにある「はこだてみらい館」の看板を見つけました。
キラリスへ足を運びますが、あいにく今日は定休日・・・。
ほかに行く当てもなく、風も冷たいので、路面電車を見るだけで駅に戻りました。
それでは、これから道南いさりび鉄道のキハ40に乗ります。