【赤岳】ツアーで登れなかった南八ヶ岳最高峰にリベンジ登頂

登山

「南八ヶ岳縦走~その3(最終回)」の記事でも書きましたが、南八ヶ岳縦走ツアーにおいて、ツアー参加者の一人が膝のトラブルを発症したため、赤岳を目の前にして下山せざるを得なくなりました。

むろん赤岳に行かないままでいる訳にもいかず、ツアーのおよそ2か月後にマイカーにて単独で赤岳に向かいましたので、その時の山行についてお伝えします。

【my山行日:2015年9月11日(前夜泊)~12日】単独

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単独で赤岳に向かう

八ヶ岳山中の山小屋に泊まることなく赤岳へのピストン登山を敢行するためには、朝早い時間から登山を開始する必要がありますが、この時点でも一人で山小屋に泊まるという発想がなかったため、八ヶ岳にほど近い茅野駅近くのビジネスホテルに宿泊することとしました。

まだ夜が明けない4時ごろにホテルを出発して美濃戸口に向かいます。
あたりは真っ暗で道もよくわからないので、ナビ君だけが頼りです。
5時少し前に美濃戸口の駐車場に到着しましたが、すでにそこそこ埋まってる状態。
駐車料金を支払い、登山の準備をします。

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登山コースの紹介

美濃戸口から行者小屋へ

あたりが白々と明けていく時間となり、まずは美濃戸登山口へ向かいます。

実際美濃戸までは車で行けるのですが、美濃戸~美濃戸口間は悪路で路面の凸凹がひどく、オフロード車のように車高が高い車でないと下回りを擦りそうなので、美濃戸口に車を止めました。
美濃戸まで車で行けば、かなりの時間短縮ができますが、やむを得ないですね。

1時間ほど歩いて美濃戸に到着。

ここからは北沢コース南沢コースに分かれますが、コース名の由来はそれぞれのコースが柳川の北沢、南沢沿いに設けられていることによります。
前回の縦走旅の下山時に北沢コースを歩いたこともあり、せっかくなので南沢コースを選択。
南沢コースは北沢コースと違い、初めから深い山の中の登山道を進んでいきます。

今回は南沢ルートを選択

行者小屋までは「柳川南沢」沿いに進んでいきますが、途中の河原には休憩ポイントがあるので、適宜休みながら歩き進みましょう。

河原沿いに点在する休憩スポット

広い河原を歩いたり、沢沿いの苔むす林の道を抜けたりしながら歩き進めると行者小屋も近くなります。美濃戸から630m近く標高を上げ、およそ2時間で行者小屋に到着。

行者小屋の標高はすでに2,300mを越えていて、目の前には南八ヶ岳の岩稜帯が姿を見せています。

地蔵尾根を登り切って地蔵の頭へ

行者小屋でひと休憩したら、地蔵尾根に臨みます。
行者小屋まででもそこそこ疲れますが、本番はここからです。

小屋を出て地蔵尾根に入ると、いきなりの急登が始まります。ここまでの道とは明らかに斜度が違うので心していきましょう。細い道をジグザクに登り進めていくと、途中からは鉄階段の登場です。
階段は何本も連続してお出ましするため、息を整えながら一歩一歩登り進めていってください。

鉄階段が終わると、地蔵の頭までは急な岩場となります。鎖やハシゴ、足場の杭が設けられていますので、それらを使いながら慎重に登り進めれば大丈夫です。

やっとのことで登りきると、稜線上にある地蔵の頭にたどり着きます。
地蔵尾根の急登はなかなか手強く、私もかなりバテてしまいました。

地蔵の頭に鎮座する “お地蔵さん”

天気が良ければ、地蔵の頭からでも眺めの良い景色を見ることができます。
そして目の前にはすでに赤岳の凛々しい山容を見て取れることでしょう。

地蔵の頭から稜線上を5分もあるけば、赤岳天望荘に着きますので、ここで昼食休憩としてもよいでしょう。

赤岳天望荘で登頂前の一服

いよいよ赤岳山頂への最後の登り

赤岳天望荘で休憩を取り態勢を整えてから、いよいよ念願の赤岳登頂に向けて出発

いよいよ赤岳への登頂

山頂まではザレた道が続きますが、途中からは急斜面となり、設置された鎖を使いながら登っていくことになります。距離は大したことないので、足場を固めて慎重に進めば問題ありません。

振り返ると、さきほどいた赤岳天望荘がすでに小さく見えてます。
40分ほどの登りで、赤岳頂上山荘の立つ北峰に到着します。

赤岳北峰の標識
北峰に立つ赤岳頂上小屋
小屋北面の出入り口

北側を見渡すと、硫黄岳から横岳を経由して赤岳に至るまでの稜線が手に取るようにわかります。その光景は爽快そのものです。

北峰からは南八ヶ岳の稜線が一望

東側には、雲海から頭を出す富士山が確認できます。

雲海から頭を出す富士山

南側に目を向けると、三角点のある南峰がすぐ近くにあり、大勢の登山客が集まっている様子が見て取れます(記事冒頭の写真)。

それでは、その南峰に向かいましょう。北峰からものの5分で標高2,899mの赤岳最高地点にたどり着きました。

南峰で記念写真を撮る登山客

ついに、前回ツアーで行けなかった赤岳に登頂です。天気も良いので最高の気分です。

文三郎尾根から下山

山頂からの眺望を満喫したら、ぼちぼち下山としましょう。
名残惜しいですが、今度は別ルートでまた来てみたいものですね、

さて、下山は文三郎尾根を通って下るわけですが、山頂直下は急な岩場となっているため、細心の注意を払って下り進めてください。
山頂からの下山の第一歩は短いハシゴですが、出だしなので高度感があってちょっと足がすくみます。

山頂直下の急峻な岩場

しばらくは岩場の下りが続きますが、慣れてくると楽しいものです。
岩場の間からは、西側に位置する阿弥陀岳が堂々とそびえています。

岩場の合間から阿弥陀岳の姿が

鞍部まで下りると斜度は緩やかになります。ここからみる阿弥陀岳は、中岳を通っていく稜線とともに美しいですね。

中岳を経て阿弥陀岳に至る美しい稜線

眼下には行者小屋が見えていますが、近くに見えてこれがなかなかにして遠い。それに、ここからはひたすら階段の連続です。地蔵尾根の登りはきつかったですが、文三郎尾根の登りもきつそうですね。

行者小屋まであと一息か・・・

山頂から約80分で行者小屋に到着。小屋で一休みをして、帰りは赤岳鉱泉に寄りながら緩やかな北沢コースで美濃戸まで戻ります。あとは最後の歩きで50分も歩けば、ゴールの美濃戸口に到着です。
私も最後はかなり疲れていたせいか、美濃戸から美濃口まで歩いている途中で、女性のドライバーから「乗っていかれますか?」と声をかけていただきましたが、丁重にお断りして最後まで何とか歩き切りました。

休憩を除いた歩きだけでも、往復約9時間半の行程とかなりの長丁場なので、歩き終われば疲労感とともに達成感に満ち溢れていることでしょう。

登山ルートと所要時間

アクセス:茅野駅-美濃戸口間/バスで40分
所要時間:美濃戸口・・・美濃戸・・・行者小屋・・・地蔵の頭・・・赤岳山頂(約5時間10分)
赤岳山頂・・(文三郎尾根経由)・・行者小屋・・・美濃戸・・・美濃戸口(約4時間15分)
※上記時間には休憩時間は含まれていません。

※登山ルートの地図は、山と渓谷社の承諾を得て使用しています。
 ☞ヤマケイオンラインのサイトへ

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たびころの山と鉄旅
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