【登山用具|ウエア編(その1)】アウターとレインウエアってどう違うの?

登山

前回の「山道具|ギア編」に続き、今回はウエア編(その1)として、アウター・レインウエアについてまとめてみました。

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アウター(レインウエア)

登山時の服装はレイヤリングが基本となります。
つまり、ベース(肌着)、ミドル(中間着)、アウター(上着)を重ね着することです。

季節やその日の天候・気温によって、その時々に適した服を脱いだり着たりしながら調節をするのが目的です。一番外側に着る服がアウターということになります。

夏場のアウターは、防寒、防風のほか防水としてレインウエアを兼ねていますので、ここでは同一に扱うことにします。

アウターも、完全防水タイプのハードシェルと、防水機能は下がりますが動きやすさを重視したソフトシェルに分けられます。

夏場の低山だけなら、雨対策用のレインウエアとして売られている安価なナイロン生地の服を買う選択肢もありますが、春先や秋、あるいは夏山でも高山帯に行かれるのなら、防寒対策も必要なので、レインウエアも兼ねたハードシェルを一着持っておくほうが良いと思います。

それでは、私の購入したアウタージャケットを、それぞれに分けて紹介します。

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ハードシェルジャケット

マウンテンパーカー(AIGLE)

私が最初に購入したのは、エーグルのマウンテンパーカーです。

普段あまりグリーン系色の服を買うことはないのですが、登山の場合は明るくはっきりした色のほうが良いとのこともあり決めました。

ハードシェルの基本は、防水機能がしっかりしているかということです。
防水素材としてはゴアテックスが有名ですが、このマウンテンパーカーにはゴアテックス素材は使用されておらず、表生地はポリエステル、裏生地はナイロン100%なので、レインウエアに近い商品だと思います。

ゴアテックス製品だと4~5万円と高価になりますが、この商品は22,000円くらいだったと思いますので、ゴアテックスにはなかなか手が出せないという方のファーストチョイスとしてはお勧めできます。

実際、私が行った北アルプスの山々でも、無雪期であれば、レイヤリングで調節すれば、特に支障なく対応できています。また、雨中の山行も経験していますが、全く問題ありません。

ちなみに、ゴアテックスではありませんが、防水性と透湿性、さらに軽量性を兼ね備えた機能とコストパフォーマンスを考慮するとモンベル製品がよいでしょう。
代表的な「ストームクルーザージャケット」であれば、22,880円(税込み)とかなりお値打ちの価格で買えます。

アウタージャケット(Columbia)

続いて購入したのは、コロンビアの黒のアウターです。
単独で購入したわけではなく、実は正月の福袋を買ったら入っていたものです。
今でも近場の低山に行くときに着たり持って行ったりして活用しています。

防水透湿機能として、コロンビア独自の「OMNI-TECH(オムニテック)」という技術が採用されていて、『外部からの水の侵入を防ぎ、なおかつ激しい運動によるムレを最小限に抑える透湿性を発揮します』と説明されています。

コロンビア製品もコスパに優れていますので、当初の選択には良いかもしれません。

ソフトシェルジャケット

ウインドシェル(The North Face)

ソフトシェルとして購入したのは、ザ・ノース・フェイスの「フーディ」ウインドシェルです。

この一着の用途は広く、防風性、撥水性に優れているので、山行における様々なシーンで欠かせない存在となっています。
これまでいろいろ購入した山関係のアイテムの中で一番のお気に入りといえます。

ストレッチが効いていて動きやすいことや、コンパクトに折りたためるのでザックの雨蓋に簡単に収納でき、ちょっと肌寒いときに手軽に脱ぎ着できるなど、実用性に富んだウエアです。

値段は15,000円ほどでしたが、長く使えて便利な『逸品』として推奨します。


以上のように、私はゴアテックス製品などの高額なウエアは持っていませんが、これらのアウターと、フリースなどの中間着をレイヤリングすることにより、これまでの山行を楽しめています。

皆さんも、各メーカーの機能、着心地、値段などを検討したうえで、お好みのアウターを見つけてください。

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