【立山~Vol.1】憧れの立山への山行を、「0泊3日の弾丸スケジュール」で決行

登山

登山を始めてからちょうど3年後、かねてから行きたいと思っていた立山に行くことに。
私の登山歴も今年で9年目となりますが、これまで登った山・山域のなかで、立山は間違いなく3本の指に入るほど感動的で、思い出深いものとなっています。
なにしろ、私のブログのヘッダー画像も立山にしているくらいですから。
今回はそんな立山の魅力を余すことなくお伝えしたいと思います。

【my山行日:2016年10月6日(前後バス車中泊)】単独

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立山について

立山は飛騨山脈の北部に位置する、北アルプスの代表的な山域です。
一般的に「立山」といわれていますが、立山という単独の峯はなく、雄山大汝山富士ノ折立の三峯を総称した呼び名です。三峯の中では雄山が立山の代名詞ともなっていて、標高は3,003mありますが、最高峰は大汝山の3,015mです。

観光客にとっては麓の室堂周辺の散策が中心となりますが、室堂平から立山の山々を見上げるだけでも素晴らしい景色を楽しむことができます。

登山者の多くは、室堂平から山頂に雄山神社のある雄山までの往復コースを歩くことになりますが、雄山から先の大汝山、富士ノ折立、さらには真砂岳、別山を通って室堂に戻る周回コースを巡れば、さらに立山の雄大さと美しさに魅了されることでしょう。

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登山コースの紹介

私が立山に行きたいと強く思ったのは、現在は休刊している登山雑誌「ワンダーフォーゲル」2016年6月号に掲載された立山周回路の写真を見たことによります。

「ワンダーフォーゲル」に掲載された立山の写真

この写真を見て「なんと美しく、雄大な景色なんだろう」と感じ、ぜひ実物を見てみたいと思っていたところ、折しも10月の初旬に5日間の休暇をとっていた間に、台風が過ぎ去り、快晴が見込まれたため、居ても立っても居られず、立山行を急遽計画し実行に移したのでした。

今回は、往復とも夜行バスを利用した強行スケジュールにて訪れた立山登山の様子をご案内します。

夜行バスで室堂へ

東京方面から立山に行くのには、長野県側からにしても富山県側からにしても、立山黒部アルペンルートを経由して、バスやケーブルカー、ないしはロープウェイを使って行くのが一般的なので、時間もお金も結構かかります。

今回急遽一人で行くことになり、交通機関を乗り継がずに、かつ、ホテルや山小屋に宿泊しなくても済むような選択肢として、往復とも夜行バスを使うという「0泊3日の弾丸スケジュール」が “採用” されました。

今考えると、よくそんなハードな選択をしたのかと自分でも驚きますが、当時は何としても行きたいという気持ちが勝っていたからでしょう。

具体的には、行きは「毎日アルペン号」で室堂まで直行、帰りは立山から下山後に富山に出て、富山駅前から東京まで直行する夜行バスで帰る計画です。
出発直前にもかかわらず、運よく往復とも予約を取ることができました。

出発当日、竹橋の毎日新聞社前から毎日アルペン号は定刻に発車。翌朝まで長い距離を走りますが、席がリクライニングシートでないので、結果としてほとんど眠ることができませんでした(今回に限らず夜行バス “あるある” ですけどね)。

バスは順調に走り進み、明け方の6時ころに立山有料道路の桂台料金所に到着。しかし、ゲートの開門が7時のため1時間余り停車して待つことに。その間に買っておいたおにぎりの朝食を済ませました。

立山有料道路の桂台料金所

時間になりゲートを通過すると、「立山」の案内文字が目に入り、いよいよ立山まで来たんだなと。今日は本当に天気も良くて、期待に胸が高鳴ります。

ついに立山に・・・

憧れの立山に到着

料金ゲートから1時間ほどバスに揺られると、7時50分、ついに室堂ターミナルに到着です。

室堂ターミナル前の広場

バスを降りてバスターミナル前に出てみると、広々とした景色が広がっています。

中部山岳国立公園「立山」

そして立山に目を移すと、その美しい山々の姿に心奪われます。やはり、実物は写真よりもさらに美しく、迫力がありますね。しかも台風一過の晴天で、絶好の登山日和です。

室堂平に立つ立山室堂山荘

紅葉の最盛期ではありませんでしたが、それでも山肌を染める緑、赤、黄色のコントラストが美しさにさらに磨きをかけています。

紅葉に染まる山肌

今日は平日でまだ時間も早く、台風が過ぎ去ったばかりということもあり、観光客の姿はほんんどみられません。ゆっくりと辺りの景色を見ながら、しばらく時間を過ごします。

これから登る立山からの絶景にも更なる期待をして、山へ登る準備を始めたのでした。

>>【立山~Vol.2】へ続く

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