【乾徳山】山頂手前の岩場を登り詰め、直下にある20メートルの岩の壁に挑戦!!

登山

中央線沿線の山として、大菩薩嶺、笠取山に続き、乾徳山のご案内をします。
山頂手前には名物の大きな岩の壁がそびえたっていますが、見た目ほど難しくはないので、ぜひとも挑戦してみましょう。

【my山行日①:2016年7月10日】単独
【my山行日②:2018年5月12日】地元の山仲間4人で

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乾徳山について

乾徳山は、山梨市にある標高2,031mの山梨百名山です。
麓から見ると、山頂部にゴツゴツとした岩の塊が顔をのぞかせています。

山腹の登山道は樹林帯ですが、それを抜けると広々とした草原、そしてその先の岩場と変化に富んだ山登りが体験できます。
なかでも山頂部の岩場は、今後本格的な岩場に行くための練習として最適な場所といえるでしょう。
苦難の末に最後の岩場を登り切った山頂からは、富士山をはじめ南アルプスや奥秩父の山々を一望することができます。
山登りの経験値を上げる意味でも、奥秩父エリアでお勧めする山の一つです。

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登山コースの紹介

今回は乾徳山登山口バス停を出発して、登山口から国師ヶ原、扇平を経て山頂に至り、下山は裏側を通って水のタル経由で国師ヶ原に戻り、登山口へと周回するコースを紹介します。

乾徳山登山口から国師ヶ原まで

まずは駐車場もある乾徳山登山口バス停から出発です。

歩き始めは車道を登山口に向けて進みますが、傾斜も緩やかなので丁度よいウォーミングアップになるでしょう。
車道も終わり、里宮からは林道となりますが、さらに徳和川沿いに歩き進めます。
バス停からおよそ30分で登山口、ここからいよいよ登山の開始です。

馬止を過ぎたあたりから森の中を大きく左右に曲がりながら高度を上げていきます。
傾斜が緩まると錦晶水という水場がありますが、夏場の暑い日などはこの錦晶水でかなり助かります。冷たい水を飲んだり顔を濡らしたりしてリフレッシュしましょう。

錦晶水からひと歩きすると視界が開け、交差ポイントである国師ヶ原に出ます。

国師ヶ原に到着

この国師ヶ原界隈には人慣れした鹿が多く生息しているので、必ずと言っていいほど鹿さんたちに遭遇することでしょう。

辺りには多くの鹿の姿が…

見晴らしの良い扇平へ

国師ヶ原の四つ辻を直進し、しばらく枯れた川沿いの道を歩くと、足元がザレた上り坂となります。
見晴らしの良い休憩場所である扇平へは急坂が続くのでひと頑張り必要です。
ジグザクの坂を登り続けること40分で月見岩のある扇平に到着です。

扇平に鎮座する月見岩

あたりは広々とした草原で、振り返ると富士山や奥秩父の山並みが広がり、気持ちの良い風景です。

富士山を遠くに望む

ここから先は岩場が続きますので、十分休憩をとっておきましょう。

南アルプスの山々も見て取れる

岩の壁を制して頂上へ

扇平を出るといったんまた森の中へと入り、岩交じりの上り坂でさらに高度を上げていきます。
扇平まででもかなり疲れていると思いますが、ここからがガンバリどころです。

森の中の坂を登り進めると、目の前に「髭剃岩」があります。
ザックを置いて髭を剃るような岩の狭い割れ目の先端まで行くと、その先は断崖となっています。
余裕があったら見てみてください。

さて、ここから頂上までが本格的な岩場の連続となります。鎖やはしごなどをしっかりつかみながら進みましょう。大きなカミナリ岩は片側が切れ落ちているので適度なスリルも味わえます。

岩尾根に出ると左側は切れ落ちた絶壁となっているので注意が必要ですが、幅は広いので大丈夫です。
いよいよ山頂前に立ちふさがるラスボス。「鳳岩(杖棄岩とも)」というの岩の壁です。

20mの高さを持つ「鳳岩」

高さ20mのほぼ垂直の岩壁は見上げると登ることに一瞬躊躇しますが、勇気を出してチャレンジしましょう。

岩の壁をよじ登るたびころ

岩の隙間に足をしっかりとおいて、鎖を持ちながら一歩一歩足場を探して登っていけば、それほど難しくはありません。三点支持をしっかり保てば、意外とあっけなく登り切れると思いますよ。

鳳岩の上部から下を覗く

この岩の壁を制して山頂に至れば、いい経験になりますし、岩場に対する自信も少しつくでしょう。
どうしても無理な場合は、鳳岩を通らずに山頂に至る巻き道がありますのでご安心。

水のタル経由で下山へ

山頂からは富士山をはじめ、南アルプスや奥秩父の山々が一望できます。

乾徳山山頂からの眺望
山頂部にある標高看板
山頂部エリア

ただ山頂エリアは狭いので、景色を楽しんで記念撮影を済ませたら、腰を落ち着かせる場所まで移動しましょう。

下山は左方向に進む

標識に従い「笠盛山」方面にはしごを下って進むと、次の小ピークに向かう手前にちょっとした休憩スペースがありますので、ここで昼食としてもよいでしょう。

乾徳山の山頂部を振り返る

振り返ると、乾徳山の岩の山頂部が目の前に迫っています。
頂上まで登ったことに感慨深さを覚えることでしょう。

休憩後、さらに進むと水のタルという分岐がありますので、国師ヶ原方面に下っていきます。
実はこの下山路は足元が悪いうえに距離も長く、かなり体力も奪われます。
整備された道とは言えないので、滑って転ばないよう慎重に下るようにしてください。

1時間20分ほど下り続けて、行きに通った国師ヶ原にたどり着きます。
避難小屋もありますので、中でしばらく休憩してもよいでしょう。
まわりにはたぶん鹿がたくさんいると思うので、のんびり眺めているのもいいですね。

ここからは行きにも通った道での下りです。
途中の錦晶水で喉を潤しながら、国師ヶ原から下り進めること1時間20分で登山口に戻ってきます。

あとは林道沿いにゆっくりと歩き進めれば、ゴールの登山口バス停はもうすぐです。
夏の暑い日は、駐車場前の自販機の冷えたジュースが生き返らせてくれますよ。

▼乾徳山は、「山と高原地図」の「金峰山・甲武信」に収録されています。

登山ルートと所要時間

アクセス:(マイカーの場合)中央道勝沼ICから乾徳山登山口駐車場まで20km
     (電車・バスの場合)中央線塩山駅からバスで乾徳山登山口バス停まで35分
所要時間:登山口バス停・・・登山口・・・国師ヶ原・・・扇平・・・山頂(約4時間10分)
     山頂・・・水のタル・・・国師ヶ原・・・登山口・・・登山口バス停(約3時間)
※上記時間には休憩時間は含まれていません。

※登山ルートの地図は、山と渓谷社の承諾を得て使用しています。
 ☞ヤマケイオンラインのサイトへ

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たびころの山と鉄旅
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