名古屋グルメ旅も2日目、前日に続き名古屋メシの探訪です。一番楽しみにしているヨコイのあんかけスパを筆頭に、数ある名古屋メシを食べ歩きます。では2日目スタート!!
「BUCYO COFFEE」のカイザーモーニング
名古屋の喫茶店のモーニングサービスは、コメダ珈琲館の全国展開もあって、全国的に知れ渡るようになりましたが、地元名古屋にはさらにサービス満点の喫茶店が存在します。
前年は、名古屋喫茶の老舗である大須観音のコンパル本店にいきましたが、今回はどこにしようかいろいろと考えていました。はじめは西区奈古野にある「カフェ ド SaRa」を第一候補にしていましたが、ホテルから歩くと少し距離があるのと、営業開始が8時45分と少し遅いので、ホテルからほど近い「BUCYO COFFEE」にしました。この店も、名古屋喫茶モーニングのランキング上位に名を連ねているだけに、とても楽しみです。
開店後間もない時間に店に着くと、席はほぼ埋まっている状態でしたが、カウンター席が2・3席空いていたので早速入店。それにしてもやはり人気店だけあって開店早々にぎわっていますね。あらかじめ決めていた「小倉モーニング」を注文。小倉モーニングには、小倉トーストか自家製カイザーパンに小倉がのった小倉カイザー、そのほか半々セットなど4種類ありますが、今回は小倉カイザーを選択。甘すぎない小倉とカイザーパンとの相性は抜群で、深煎りコーヒーとともにおいしくいだきました。
「BUCYO COFFEE」
■名古屋市中村区名駅南1-10-9
山善ビル1F
■ 052-582-3780
■営業時間
7:30~17:00(モーニングのL.O.は10:30)
■定休日: 無休 日曜営業
知立名物「大あんまき」
名古屋モーニングを楽しんだ後、名古屋駅まで歩き、名鉄電車で知立に向かいます。知立も縁のある街なので訪れてみたいと思い、ついでに知立名物の「大あんまき」を食べることにしました。あんこをどら焼きのようなふっくらとした生地で巻いた和菓子です。
電車に揺られること約30分で知立駅に到着。駅舎の改築工事が進んでいて、昔の面影はあまりありません。駅前に出て駅周辺をブラブラ歩いてみましたが、昔は駅から少し離れると田んぼだらけだったのが、今や完全な住宅地へと変貌していました。
「大あんまき」で有名な藤田屋は、知立駅前にも店舗があったと思いますが、現在駅の改装工事のため休止している様子なので、本店まで歩くことにしました。
駅から1キロ以上あったので、かなり歩きましたが、ようやく国道沿いの本店に到着。本店には工場に併設された直売所があり、中に入ると、白あんやチーズ、抹茶などいろいろな種類の大あんまきがありますが、ここはノーマルなあずきを選択。店の外にあるベンチで、自販機で買ったお茶を飲みながらいただきます。程よい甘さで、今日は喫茶店に続く “あんこ” ですが、もたれることはありません。
「藤田屋 知立本店」
■ 知立市山町小林24-1
■ 0566-81-1284
■営業時間
8:00~20:00
■ 定休日 不定休
念願だったヨコイのあんかけスパゲッティ
大あんまきを体験した後は、来た道を引き返し知立駅へ。そして名鉄電車で名古屋へ戻ります。
今日のランチは、一番楽しみにしていた「ヨコイ」のあんかけスパゲッティです。名古屋駅から地下鉄東山線の栄で下車。地上に出ると、昨年は夜に訪れたオアシス21が太陽の陽を浴びて輝いています。そして、その背後にはシンボルの名古屋テレビ塔が姿を現しました。テレビ塔の周辺はおしゃれな店が並び、ひと昔前の殺風景な様相とは異なっていますね。
あたりをブラブラしていると、ヨコイの開店時間になったので、お店に向かいます。ヨコイの錦店は、通称「きんさん」といわれる錦三丁目にあるビルの1階にありました。35年以上前の記憶では、ビルの2階でカウンター中心の狭い店舗だったような気がしましたが、記憶違いだろうか? 店内は昭和のレトロ感があるものの、結構広いスペースです。
注文は「ミラカン」の一択。今日はエビフライの無料サービスがあるとのことで有難い。瓶ビールも注文し、期待に胸を膨らませて待ちます。
「ミラカン」は、ソーセージ中心の「ミラネーズ」と、ピーマン・玉ねぎ主体の「カントリー」との合体作であり、あんかけスパの代名詞ともなっています。ミラカン自体は、CoCo壱番屋が運営する「パスタ・デ・ココ」でも供されているので、東京で食べたこともありますが、昔食べたヨコイの懐かしい味とは微妙に違ったので、今回是非とも本家で食べてみたいと思っていました。
運ばれてきたミラカンを口にした瞬間、「これだっ!」と思える懐かしい味です。コショウ味が少し強めなのが特徴なのかもしれません。ビールとともにいただくあんかけスパ、自分としてはとても贅沢で至福な時間でした。
「ヨコイ 錦店」
■ 名古屋市中区錦3-14-25 アサヒビル1F
■ 052-962-5855
■ ランチは11:00~15:00
L.O.は14:35
■定休日 日曜日
▼ご家庭でヨコイの味をお楽しみください。
桑名のしぐれ煮
お店を出たら腹ごなしに伏見まで歩くことに。錦通り沿いを歩いていると、旧東海銀行の本店ビルの姿はなく、三菱UFJ銀行名古屋ビルの建設真っ只中でした。敷地はもともと広いので、大きなビルが建つだろうなと思っていましたが、今年11月15日に名古屋営業部が移転しオープンしたようです。
一方、少し進んだ通りの向かい側には、「長者町繊維街」の看板が当時のまま残っていて、懐かしさを感じます。
伏見に着いたら地下鉄で名古屋駅に出て、これから大垣に向かいます。というのも、せっかく名古屋まで来たので、今日の午後は養老鉄道に乗って、大垣から桑名までのんびりした鉄道旅を楽しみたいと思ったからです。養老鉄道乗車記は別の記事にてご紹介します。↓↓
さて、養老鉄道旅の終点は桑名です。桑名といえば「焼き蛤」が有名ですが、「しぐれ煮」も有名で、いわゆる佃煮ですね。特に「貝新」のしぐれ煮は東京のデパートでもよく見かけるほど人気があります。今回は地域クーポン券を使ってしぐれ煮をお土産に買って帰る計画です。ただ、貝新を名乗る製造会社は5社あるようですが、今回は、地域クーポン券が使える「新之助貝新」にしました。桑名駅から10分ほど歩くと、新之助貝新の本店直売部に到着。
店内に入ると、贈答用の箱入りセットのほか、ショーケースに、いろいろな種類のしぐれ煮が陳列されています。お店の人から、自宅用なら防腐剤の入っていない量り売りのほうがおいしくてお得ですよと言われたので、こんぶ、あさり、きゃらぶきの3種類を3,000円分いただくことにしました。代金の支払いは地域クーポンとしたところ、電子クーポンなので、お店の方も慣れておらず手こずっていましたが、なんとか無事に決済完了。
▼通販でもお求めできます。
名古屋駅で名古屋メシの追い込み
桑名からは近鉄で名古屋駅に戻ります。帰りの新幹線の時間までに、悔いのないよう名古屋グルメ旅のラストスパートにかかります。名古屋駅に着いてまず狙いをつけたのが、千寿の天むすです。天むすは名古屋メシの一つとして知られていますが、発祥は三重県の津のようですね。大須を中心に名古屋市内に展開しているお店は暖簾分けの店とのこと。「元祖天むす 千寿」が近鉄名古屋駅構内の近鉄パッセに出店があるとのことで、さっそく向かいます。個数も限られていて、早く売り切れてしまうということでしたが、何とか5個入りの天むすをゲット。確かに残りはごくわずかしかありませんでした。
続いて向かったのが、名古屋駅コンコースにあって取り扱い商品も多い「GIFT STATION」というお土産屋です。いろいろ物色しましたが、地域クーポン券残り1,000円分も使って購入したのは、青柳ういろうの一口ういろうと守口漬です。名古屋のういろうといえば、青柳ういろうと大須ういろが有名ですが、私は断然青柳ういろう派で、特にさくらのファンです。
やはり、子供のころによく聞いたCMソングによるものでしょうか。
「青柳ういろうのうた」
♪ 悔しかったら言ってみな
♪ しろ、くろ、抹茶、上がり、コーヒー、ゆず、さくら
♪ 七つの味を残らずポイ ポポポイのポイポイポイ
♪ あおや~ぎういろ~う 食べちゃった~~ぁ あっ
実は7つの味の中の「上がり」は、後に聞いたとき「あずき」になっていたことがあって、子供のころは確か「あがり」と聞いた記憶があるのですが、「あがり」とは何だろうか、 聞き間違いだったかとずっと思っていました。ところが、調べてみると現在も「あがり」なのですが、一時期「あずき」と歌われていたようです。聞き間違いではなかったのですね。上がりとはこしあんのことだったのですが、子供の私には理解できていませんでした。
さてと、お土産も買い、そろそろ新幹線の時間も近くなってきたので、改札を入り、新幹線のホームであの名物をいただきます。住よしの「きしめん」です。在来線3・4番線ホームのきしめんは、てんぷらが揚げたてでおいしいようですが、今回は時間もないので、新幹線ホームで「きしめん」を注文、濃いめの汁と平打ち麺の、これもまた懐かしい味でした。
20時29分発の、のぞみ452号に乗り込み、さきほど買った天むすをビールとともにいただくことで、今回の名古屋グルメ旅の大締めとなりました。。
今回の名古屋メシのまとめ
前年に行った名古屋・岐阜旅行と、今回の名古屋グルメ旅で食した名古屋メシ・お土産を一覧にまとめてみました。皆さんが名古屋に行かれる際の参考になれば幸いです(一部名古屋以外あり)。
【名古屋グルメ旅(完)】