今ではすっかりと有名なった、富士と桜と五重塔を一度に見られるスポットです。
この記事では、2019年4月13日に訪れた際の様子をレポートするとともに、緊急事態宣言が解除された本年2021年の桜まつりの情報をお伝えしようと思います。
新倉山浅間公園について
新倉山の中腹に位置し、富士山と桜と五重塔という絵面が、日本を代表する風景として外国人にも人気の高いスポットです。
山麓には新倉富士浅間神社があり、その先398段の「咲くや姫階段」を登りきると、五重塔があります。
さらに五重塔の裏手の一段上に「展望デッキ」が設けられていて、ここからの景色が世界的にも有名になりました。
秋の紅葉や冬の雪景色など、年間を通して様々な顔を見せてくれますが、特に春の桜の時期には、富士山と五重塔に加えて満開の桜が同時に楽しめる、 “絶景” といえる景色を眺めることができます。
公園までのアクセス
マイカーの場合
桜まつり期間中は、周辺は道が狭いこともあり、かなり渋滞が予想されます。
公園周辺に数か所の駐車場があります(駐車料金 普通車1,000円)。
バス・電車の場合
河口湖駅までは各方面から高速バスが運行されていて便利です。河口湖駅からは富士急行線で4つ目の下吉田駅が最寄り駅で、駅からは10分ほどの歩きで公園入口に着きます。
また、東京方面から中央線経由で下吉田に至る直通の特急列車や普通列車が運行されています。
※新宿発の特急「富士回遊」も下吉田駅に停車します。
>>富士急行のホームページへ
公園内のご案内
参道を通って新倉富士浅間神社に
入口である参道から多くの人でにぎわっています。
しばらく歩くと鳥居があります。
鳥居を抜けると、新倉富士浅間神社。まずはお参りしていきましょう。
新倉富士浅間神社は、705年に創建された浅間神社で、地元の人に広く信仰されています。
「咲くや姫階段」を上へ
神社を出ると、いよいよ398段の階段に挑みます。一直線に伸びた階段は、桜まつり期間中は多くの人々が行き交っていることでしょう。
この階段は、浅間神社の神様である「コノハナサクヤヒメ」にちなんで「咲くや姫階段」と呼ばれています。語呂合わせに段数も調整したのでしょうか?
階段の途中で振り返ると、すでに桜と富士のコラボレーションが映し出されています。
15分ほどで398段を上った先に、朱色が鮮やかな五重塔(忠霊塔)が鎮座しています。
この「忠霊塔」は、仏塔ではなく富士吉田市戦没者慰霊塔として建立されたものです。
長蛇の列が・・・
さて、ここから展望デッキに行こうとして向かったところ、すでに列ができていました。
最後尾に並ぼうとしたら・・・
なんと東斜面の散策路に沿って長~い人の列ができているではありませんか。(・o・)
当時は新型コロナとは無縁な時期で、多くの外国人観光客も含め、桜まつり期間中はかなりの混雑が予想されていたので、土日を避けて平日に行こうと思っていたところ、桜の満開予想日と天気の良い日が土曜日に重なってしまい、混雑覚悟で来たわけですが…
しかし、ここまで来て「あの写真」を撮らずに帰るわけにもいかないので、やむなく並ぶことに。
最後尾に着き、係員の方に聞くと「ここからは2時間以上は待つと思います」とのこと (@_@;)
腹を決めて並ぶも遅々として進みません。
あとでわかったことですが、どうやら、この日が「最高の人出」だったようです。(-o-;)
ただ救いなのは、散策路沿いに植えられている数百本もの桜が、富士山をバックに目を楽しませてくれることです。なにしろ、当日は『満開の日』ドンピシャですから。
その美しさに、何枚となく写真を撮ってしまいますが、列の中には外国人観光客も多く、彼ら彼女らも例外なくカメラのファインダーをのぞいています。
そして並ぶこと2時間半、やっとのことで展望デッキにたどり着きました。
桜咲き誇る展望台からの絶景
展望デッキまできて、これだけ時間のかかった訳がわかりました。
あまりにも人が多いため、展望デッキのエリアに入るには、係員の指示に従い「20人ずつ5分間」の入れ替え制がとられていたからです。
確かにこうでもしないと、狭いスペースに人が入り乱れて収拾がつかなくなるからでしょうね。
いよいよ撮影タイムです。せっかく2時間半も待ったこともあり、とくかくデジカメとスマホで撮りまくりました。
最高の天気で、「富士と桜と五重塔」の3点セットは見ごたえがあります。
撮影タイムはあっという間に経ちましたが、長時間にわたり待った甲斐はありました。
ナイスショットをとらえた満足感に浸りながら、398段を軽やかに下りていきました。
2021年の桜まつり
例年、4月の上旬から中旬まで、公園内で「桜まつり」が開催されています。
※2020年は新型コロナウイルス感染拡大により中止。
2021年は、富士吉田市によれば、感染対策を行ったうえで、4月3日~18日まで開催が予定されています。
今後の新型コロナウイルスの感染状況により、中止となる場合もあるとされていますが、開催の場合でも、マスクの着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保が必須です。
今年の満開(見頃)は4月10日前後ではないかと思われますが、お出かけの際は、ホームページなどでご確認ください。