【キハ40を追う~道南・青森・秋田編(Vol.2)】函館本線のキハ40で、のんびりと鉄旅を楽しむ

鉄道

新函館北斗へ到着したのち、初日は函館本線の長万部まで行き、折り返して函館で宿泊する計画です。今回の記事では、1日目の函館本線での鉄道旅についてまとめてみました。

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キハ261系「北斗11号」からスタート

初日は2本のキハ40に乗る予定ですが、まずは特急北斗号に乗車して森駅に向かいます。
はやぶさ507号で新函館北斗に到着したのが12時18分。北斗11号の出発まで16分あったので、いったん改札を出て駅前に出てみました。真新しい駅舎ですが、駅前に商業施設は見当たらず、ビジネスホテルがあるくらいです。

新函館北斗駅の構内
駅前の風景

ホームで列車を待っていると、上りのキハ40・2連に遭遇しました。北海道での初見参です。JR北海道色のキハ40の実車を見るとテンションも上がってきます。見ると、後ろよりの車両は「837号車」ではないですか。837号車は北海道に最初に投入された一次車のうち最後まで残った1両なので、とっても貴重です(当初の車番は112号)。残念ながら2021年9月に廃車となり、一次車はすべて消滅してしまいました。

北海道初見参のキハ40系2連

キハ261系の北斗11号は定刻の12時34分に新函館北斗を出発。森駅までの短い乗車なので指定席をとっていなかったところ、自由席車両の先頭5号車はほぼ席が埋まっていましたが、幸いなことに海側の窓席を確保することができました。

ちなみに、函館~東室蘭間の函館本線・室蘭本線の特急列車の指定席をとる場合は、海側の窓席である「D席」が良いと思います。海に沿ってずっと走るので、景色の良さは山側より圧倒的に優位性がありますからね。

北斗11号は軽やかなディーゼル音を響かせて速度を上げていきます。キハ40ほどの旅情はありませんが、特急列車といえども、やはり気動車の乗ると旅に来た感覚に包まれます。

列車はまだ雪の残る北の大地を走り進め、やがて大沼公園駅に停車します。大沼公園は風光明媚な景勝地で、道南エリアの代表的な観光地の一つです。時間があれは寄ってみたいものですが、今回は下車せず先を急ぎます。

このあたりの車窓からは、右手に駒ケ岳(北海道駒ヶ岳)が見え隠れしていてきれいです。中腹から雪をまとい、どっしりとした山容は、まさに「渡島富士」の呼称にふさわしいですね。

車窓から見た駒ヶ岳の雄姿

列車は30分弱で森駅に到着しました。

森駅に到着したキハ261系北斗11号
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森駅前でランチ

森駅の駅舎

森駅といってまず思い浮かぶのが「いかめし」。よくデパートの「全国名物駅弁展」などでお目にかかる全国的にも有名な駅弁ですよね。製造元の「柴田商店」の店舗は駅前にひっそりと構えていました。

森駅前にある「柴田商店」

昼飯は「いかめし」にしてもよかったのですが、何か温かいものが食べたいと駅前を散策していると「東光亭」という町中華らしきお店があったので、入ることにしました。

「東光亭」の入口

「東光亭」

住所   : 住所北海道茅部郡森町字本町119
電話   : 01374-2-2394
営業時間 : 11:30~19:00 日曜営業
定休日   :月曜日

お昼時だったこともあり、店内は結構にぎわっていました。ここはラーメン一択と思い、醤油ラーメンを注文。外は風が冷たく、冷えた体にはもってこいの昼食となりました。

いよいよキハ40に乗車

森駅から、今回の鉄旅1発目のキハ40乗車です。ホームには、すでに北海道色を身に纏った長万部行の893Dが発車を待っています。さらに後方には函館行と思われるキハ40 1803も停車していました。

森駅に佇むキハ40の2両

893Dはキハ40 802の単行でした。このキハ40 802は原型車両に最も近い車両として、鉄道ファンにとっては貴重な存在です。最初にこの車両に乗れることができて、とてもラッキーでした。

「キハ40 802」のミニ知識
  • 700番台は、北海道に最初に投入された100番台からワンマン化工事を施された車両群で、802号車もそのうちの1両です(802号車の元車番は187号車)。
  • 700番台の車両は、その多くが延命工事にて1700番台へと改変されましたが、802号車は延命工事未施行車です。
  • 残存する700番台の中で唯一、水タンクとタイフォンの両方を残している点が原型に近いといわれる所以です。
  • また802号車は、座席を2+1の3列化に改造されていることが特徴です。
  • 老朽化が進んでいることから、2022年のダイヤ改正における去就が注目されます。
893Dを担うキハ40 802
後方に控えるキハ40 1803

893Dは定刻の13時44分に長万部に向けて静かに走り出しました。

キハ40 802の車内

速度もあまり上げないので、エンジン音をうならせることなく、淡々と走っていく感じです。

海沿いを北上する

しばらくすると右手に内浦湾が迫り、海沿いに走り続けていきます。広い雪原の中を走っていると、北海道に来たことを実感しますね。

雪原の中をひた走る

キハ40ののんびりした乗車を楽しむこと1時間余りで、14時57分に終点の長万部に到着です。

キハ40 802のサボ

ここでキハ40 802の見納めです。この車両も近いうちに引退を迫られるのだろうか。最後まで頑張ってほしいものです。そうしているとタイフォンを響かせて引き込み線へ走り去っていきました。

長万部に到着した893D

駅構内に目を移すと、日高色のキハ40の1両がポツンと佇んでいました。354号車は見た目にも老朽化が進んでいて、引退が近い哀愁感を漂わせています。実際、この後のダイヤ改正により引退・廃車となりました。

引退間近のキハ40 354

そして、その後方にはH100形の姿が。これからの主力車両ですね。新旧交代の絵図です。

長万部駅に停車中のH100形
跨線橋から見た長万部駅構内

長万部駅周辺を散策

道南の旅程の北端もここまでですが、上り列車の時間まで50分ほどあったので、駅周辺の散策をしてみることに。

長万部駅前

長万部といえば「かにめし」が有名ですが、駅弁を買う人も減ったせいか、今では駅売りもしなくなったようですね。「かにめし」は駅前の「かなや本店」で買うことができるようですが、今日は昼食を済ませているので立ち寄りません。

小雪がちらつく駅前の通りをまっすぐに歩くと、突き当りは海でした。どんよりした風景は日本海をほうふつとさせますが、ここは太平洋側の内浦湾です。

長万部駅近くの内浦湾の海岸

しばらくの間、海辺の風景を眺めていましたが、寒さも増してきたので駅に戻ります。

乗車する北斗14号まで時間があったので、売店でおみやげに「かに饅頭」なるものを購入(※形を蟹に模しただけの饅頭)。待合室で暖かいコーヒーを飲みながら時間を待ちます。

長万部駅の待合室と売店(観光案内所)

改札が始まり、ホームで待っていると、キハ281系の北斗14号が入線してきました。

函館行のキハ281系北斗14号

キハ281系「北斗14号」で引き返す

長万部を出発すると北斗14号は快調にスピードを上げ、函館を目指します。この列車には2時間以上乗車するので、当然「D席」を予約しておきました。曇天の海沿いを特急列車らしいスムーズな走りを続ける中、再び駒ケ岳をみるなど車窓の景色を楽しむことができました。

北斗14号の車窓から見る駒ヶ岳

今日の宿泊地は函館なので、このまま乗っていれば到着するところ、16時55分に新函館北斗で下車。本日もう一本、キハ40に乗るためです。

冷たい風が吹くホームで待っていると、17時17分発の5884Dがやってきました。こちらもキハ40の単行です。車番はキハ40 1801

函館行5884D

途中の七飯駅で下り列車の5883D(キハ40の2両編成)とすれ違いました。

七飯駅ですれ違ったキハ40の5883D

五稜郭を過ぎて右手に函館運転所が見えると終点はもうすぐです。それにしても、函館運転所は敷地も広く、多くの気動車群が顔を揃えている様は壮観ですね。やがて新函館北斗から25分の乗車で終着駅の函館に到着。5884Dは下車後まもなく回送のため走り去っていきました。

函館に到着した5884D

名残惜しいですが、明日もJR北海道のキハ40にもう一本、そして道南いさりび鉄道のキハ40にも乗る予定なので、楽しみです。

2番線を見ると、その道南いさりび鉄道のキハ40(1814号車)がいました。明日はよろしく。

道南いさりび鉄道のキハ40系車両

今回の記事はここまでです。次回は函館ステイの様子と道南いさりび鉄道の乗車記となります。

>>【キハ40を追う~道南・青森・秋田編(Vol.3)】へ続く

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たびころの山と鉄旅
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