【キハ40を追う~道南・青森・秋田編(Vol.1)】まずは東北・北海道新幹線で北の大地を目指す

鉄道

2021年3月のJRグループダイヤ改正により、JR東日本管内におけるキハ40系普通列車の定期運用が終了となりました。今回の記事では、その最終運用を真近に迎えた3月上旬に、これらの車両に乗車するべく、3泊4日で周遊した鉄旅についてまとめてみました。鉄道情報だけでなく、現地のグルメや宿泊先のホテル等の様子もお伝えしたいと思います。

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“恒例” の「大人の休日倶楽部パス」を活用

今回の鉄旅の目的は、JR東日本の津軽線、五能線および男鹿線におけるキハ40の最後の力走を見届けることでした。そのため、当初は2021年1月に設定されていた「大人の休日倶楽部パス(東日本)」を利用する予定にしていましたが、折しも緊急事態宣言が継続していたことから延期することとし、3月に設定されていた「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」に申し込むこととしました。北海道も含むため、おのずと料金もあがってしまいますが、26,620円でJR東日本およびJR北海道内の新幹線も含む全線に5日間乗り放題なので、こんなお得な切符はありません。

「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」でGO!

緊急事態宣言は3月上旬も継続してましたが、これを逃すと目的を果たせないため、感染防止の対策を徹底したうえで計画を実行に移すことにしました(もちろん一人旅です)。

図らずも北海道を含むパスを利用せざるを得なくなったため、せっかくなので初日は道南に足を延ばし、函館本線におけるJR北海道のキハ40にも乗車することを計画に入れました。

なお、宿泊は3泊ともビジネスホテルとし、ホテルの予約はいつものとおり、楽天トラベルを利用しました。前記の鉄道乗車のほか、最終日には温泉(乳頭温泉)に行きたかったこともあり、宿泊地は函館、青森、秋田の3箇所としました。

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東北新幹線にて北へ

北海道に行くには東北新幹線・北海道新幹線を利用して新函館北斗へ向かうこととなります。通常、はやぶさ号の新函館北斗行に乗車すれば、乗り換えなしに北海道入りすることができるのですが、2月13日に発生した福島沖地震により、東北新幹線では電柱や架線に甚大な被害が生じたため、同月24日に運転は再開したものの、運転速度を落とすほか、北海道新幹線との直通運転も中止されていました。

そのため、乗車したはやぶさ1号は新青森止まりとなり、新函館北斗行きの北海道新幹線はやぶさ507号に乗り換えることになりました。新函館北斗への到着時間も遅くなるため、地震発生前に計画していた予定を変更せざるをえなくなりました。旅行開始前に運行を再開してくれたので、大した問題ではありませんがね。

さて、話は戻って出発駅の東京駅です。いつものとおり、東京駅構内にある駅弁屋「祭」で駅弁を調達します。種類も多いので迷いますが、目に飛び込んできたのが「東北福興弁当」です。東北各地の名物を盛り込んだ弁当で、もともと幕の内弁当好きな私にとっては、うってつけの駅弁でした。

東京駅構内らある「祭」で駅弁を調達

それと “お供” のビールですが、駅構内のキオスクやNewDaysで「大人の休日倶楽部パス」を提示すれば10%割引になるので、新幹線のホームで購入します。これで準備はOK。
時間になるとはやぶさ1号が入線、6時32分に定刻通り発車。心躍る鉄旅のスタートです。

20番線から東京駅を出発

上野・大宮を過ぎて車内も落ち着いたところで、朝食の駅弁です。

「東北復興弁当」をビールとともに…

ビールを一口のどに流してから、「東北福興弁当」をオープン。包装紙の裏面に、ちりばめられたおかずの説明書きが印刷されていて、一品ずつ確認しながら食べ進めていきます。

「東北復興弁当」のおしながき

朝一番でビールとともにいただく駅弁は贅沢な感覚ですよね。目と舌でおいしくいただきました。

駅弁を堪能したのちは、のんびりと車窓からの景色を眺めながら、ぼーっとした時間を過ごします。新幹線は一路新青森を目指して疾走します。仙台を過ぎ、盛岡まで来ると終点は近いですね。

臨時「はやぶさ507号」

新青森まで4時間半近くの道のりですが、退屈することなく、終着駅に着きました。
ここで乗り換えとなりますが、乗車するはやぶさ507号は同じホームの反対側にすでに入線済みで、乗車待機中となっています。

新青森駅で「はやぶさ507号」に乗り換え
はやぶさ507号の指定券

はやぶさ1号に乗っていた大半の乗客は新青森で下車してしまい、はやぶさ507号に乗り継ぐ乗客は少なかったので、車内はガラガラです。

最初の停車駅である奥津軽いまべつ駅をすぎると、車内放送で、まもなく青函トンネルに入りますとのアナウンス。いつ入ったかわからなかったのですが、入ったタイミングで電光掲示板にその旨の説明が文字情報で流れます。

青函トンネル情報が電光掲示板で案内される

青函トンネルを抜けるとそこは北海道。飛行機ならばあっという間ですが、やはり鉄道旅だと新幹線といえども、遠路はるばる北海道に来た~という実感が湧いてきます。
列車は木古内に停車したのち、12時18分、終点の新函館北斗に到着しました。

Vol.1はここまでです。次回は、いよいよ道南でのキハ40乗車となります。

【キハ40を追う~道南・青森・秋田編(Vol.2)】へ続く

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