【乗鞍岳&西穂独標《西穂独標編》】アルプス登山の入門である岩峰の “さわり” を経験

登山

前日に乗鞍岳に登り、翌日は新穂高温泉から西穂独標を目指します。
この西穂独標は西穂高岳に向かう稜線上の岩峰ピークの一つです。

独標自体は岩の塊で、その手前も岩場となっていますが、難易度は高くないので初心者でも挑戦できるレベルです。北アルプスでの岩場を経験する第一歩として、とても良い候補地だと思います。

【my山行日:2015年(10月5日~)10月6日】 単独

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登山コースの紹介

新穂高温泉からロープウェイを使って西穂高口へ、その後西穂山荘、丸山を経て西穂独標に至り、帰りは同じコースで戻る、最もポビューラーな日帰りコースを紹介します。

ロープウェイで2,000m超える展望台へ

前日に乗鞍岳に登ってから一旦松本に引き返し、早朝に出発してロープウェイの始発に乗る計画です。マイカーで6時過ぎにホテルを出発し、国道158号線を上高地方面に向けて走ります。

上高地への乗換地である沢渡を通過し、続いて有料の安房トンネルを抜け平湯へ、さらに北上してロープウェイ乗り場のある新穂高温泉郷に向かいます。

新穂高ロープウェイには第1と第2の2つのロープウェイがあり、山麓寄りのしらかば平駅で接続していますが、第1ロープウェイを省略して第2ロープウェイから乗るため、しらかば平にある鍋平高原駐車場に停めることに。

平日でロープウェイの始発前ということもあり、登山客はそれほど多くはなかったものの、ぼちぼちと人が集まってきます。今日は高齢男性の単独登山者が多いようです。

この新穂高ロープウェイは標高1,117mの新穂高温泉駅から、途中駅を乗り継いで標高2,156mの西穂高口駅まで、標高差1,000m以上を上ることになり、西穂高口駅にある展望台から景色を楽しむだけでも十分満足できます。気軽に2,000m超える展望台から絶景を楽しめるとあって、登山客ならずともシーズン中は多くの観光客でもにぎわいます。

また、日本で唯一の二階建てロープウェイということも魅力で、私も折角なので2階部分に乗車しました。なお、2007年の第1ロープウェイのゴンドラ更新に続き、2020年には第2ロープウェイのゴンドラもリニューアルされて、スタイリッシュなデザインとともに窓も大型化されて景色をより楽しむことができるようになりました。

ロープウェイで一気に高度を上げる

>>新穂高ロープウェイの公式サイトへ

西穂山荘から本格的な登り

西穂高口駅外に広がる千石園地を抜けると、西穂高岳への登山口が確認できます。
ここから先は登山者専用で登山装備が必要である旨の看板があるため、一般の観光客はここで引き返すことになります。

登山口から西穂山荘までは、ずっと森の中を進み、アップダウンを繰り返しながら、徐々に高度を上げていくことになりますが、後半は急登になり、およそ1時間半の歩きで休憩スポットである西穂山荘に到着します。

西穂山荘で休憩

西穂山荘は、西穂高岳への登山客のみならず、西穂高岳から先のジャンダルムや奥穂高岳方面を目指す人にとっては、山小屋は穂高岳山荘までないことから、貴重な宿泊地でもあります。

さて、西穂山荘で一息ついたら、目的の独標に向けて出発です。
西穂山荘から先は、視界が開け気分の良い稜線歩きが楽しめます。しばらくは石がゴロゴロした道をジグザグに登っていきます。

長く続く稜線

今日も雲が多く特に西側はガスっていますが、東側は少し晴れていて、眼下には上高地を望むことができます。前を向くと、独標まで続く稜線上の登山道が、ハイマツの間を通って続いているのがはっきりと見れます。

眼下には上高地が見下ろせる

西穂山荘からひと登りすると標高2,452m地点の丸山に着きます。標識も立っている少し広い場所になっているので、小休止としましょう。

休憩に最適な丸山
丸山から先の登山道

北東の方向には、一部雲がかかっているものの、岳沢から重太郎新道を経て前穂高岳に至る厳しい岩稜帯が見て取れます。

東側には前穂高岳が迫る

岩場のピークにたどり着く

それでは目的地の独標に向けて最後の頑張りです。
目の前にはピークに至る長い稜線が続き、足場のザレた急坂をひたすら登っていきます。

ハイマツの間を縫って歩く

ピークに近づくとあたりは岩場になり、足場に気を付けての歩きが必要ですが、独標直下には鎖も設置されていて、特段厳しい箇所もないので、慎重に歩きを進めば初心者でも問題なく通過できます。

西穂独標直下の岩場

岩をよじ登り、ピークに達したところが今回の目的地の西穂独標(標高2,701m)です。

西穂独標の標識

初心者なりに、難易度は低いとはいえ、アルプスの岩場を初体験したことにより、それなりの達成感は感じることでしょう。

今回は雲が多く、この先のピラミッドピーク西穂高岳山頂の迫力ある眺めを見ることはできませんでしたが、雲の切れ間からその “触り” を垣間見ることができました。

西穂独標からさらに続く岩稜帯
西穂独標から先の岩場道

独標での貴重な時間を過ごしたら、下山の開始です。

独標までとはいえ、日帰りでの往復はそこそこ疲れているので、下山時はさらに慎重に下ることをお勧めします。石がゴロゴロして躓きやすい箇所もあるので、足を取られないよう気を付けましょう。
下山時、左手にある東斜面は紅葉で色づいていて目を楽しませてくれます。

紅葉めいた東斜面
西側には笠ヶ岳の姿が

行きに通った丸山で一服し、再び西穂山荘まで戻ればゴールは近いです。昨日の乗鞍岳、そして今日の西穂独標山行を思い出しながら、コーヒーブレイクとしてもいいでしょう。

ここからは登山口まで戻り、第2ロープウェイでしらかば平駅まで戻れば、2日間にわたる山行のゴールです。これで上高地からの北アルプス登山の準備は万端となりました。
いよいよ次は本格的な北アルプス登山となります。

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登山ルートと所要時間

アクセス
【マイカー】長野自動車道松本ICから第2ロープウェイ鍋平高原駐車場まで66km、約1時間30分
【ロープウェイ】第1、第2ロープウェイの乗車時間は、それぞれ4分、7分ですが、新穂高温泉駅から西穂高口駅までの所要時間は、乗り換えや待ち時間を含めて約25分です。
所要時間:西穂高口駅・・・西穂山荘・・・丸山・・・西穂独標(約2時間45分)
     西穂独標・・・丸山・・・西穂山荘・・・西穂高口駅(約2時間)
※上記時間には休憩時間は含まれていません。

※登山ルートの地図は、山と渓谷社の承諾を得て使用しています。
 ☞ヤマケイオンラインのサイトへ

>>【乗鞍岳&西穂独標《乗鞍岳編》】

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たびころの山と鉄旅
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