【王ヶ頭ホテル】雪上車クルージングも体験できる美ヶ原の山岳リゾート

旅行

美ヶ原高原に建つ「王ヶ頭ホテル」をご存じでしょうか。会社の同僚の勧めもあり、2019年の2月中旬、妻と息子との3人とで家族旅行に出かけました。とても満足度の高いホテルでしたので、ぜひともおススメしたく、その時の旅行の様子についてご紹介します。

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王ヶ頭ホテルについて

王ヶ頭ホテルは、日本百名山でもある美ヶ原の中で最高峰の王ヶ頭(標高2,034m)に立地し、山頂に位置するホテルからは360°の大パノラマを楽しむことができます。ホテルの玄関までバスで送迎してくれるため、登山をしなくても、2,000mを超す山頂からの眺望を得られることが大きな魅力です。館内は落ち着いた雰囲気によってリゾート感が演出され、まさに大人のための山岳リゾートホテルといえるでしょう。
また、季節ごとに用意された各種イベントも魅力で、冬季は雪上車に体験乗車できるイベントが目玉となっています。

>>王ヶ頭ホテルのホームページ

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王ヶ頭ホテルに向かう

ホテルへのアクセスは、松本駅まで電車でいくか、マイカーで近くの駐車場まで行くかになりますが、我が家のマイカーにはスタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装備がないので、積雪期はおのずと電車利用となります。

2月中旬の日曜日、八王子駅からあずさ1号に乗車して松本駅に到着。予約してある送迎バスの時間まであったので、駅構内の蕎麦屋にて早めの昼食としました。

送迎バスの時間も近くなり、指定の乗り場に向かうとどうやら一番乗り。その後三々五々宿泊客が集まり、結局2台のマイクロバスでホテルに向けて出発。

バスは山間の道へと入り、高度をだんだんと上げていきます。山頂近くなると雪道となり、松本駅からおよそ1時間15分でホテルの玄関前に着きました。

王ヶ頭に到着

王ヶ頭ホテル館内を探索

山頂に立つホテル

ロビーに入ると、受付はテーブルごとでチェックインが行われます。そして、チェックインが済むと宿泊ルームへ。今回は南側に面した部屋で、広い窓からは目の前に美ヶ原山頂からの景色が広がります。

部屋からの景色

外へ出てあたりを見渡すと、この冬は積雪がとても少ない年なので、山肌には雪をかぶっていないところも多いですが、山頂エリアはなんとか雪で覆われています。
そして何よりも360°の大パノラマを見ることができ、この景色が最大の魅力といえます。

「美ヶ原高原」の看板
広い高原

今日は天気も非常によく、西側には松本盆地を挟んで長く連なる北アルプスの山々が見て取れます。南側に目を移すと、中央アルプスや南アルプス、八ヶ岳そして富士山の姿も。妻は山登りはしないので、このような景色を見たことがなく、とても気に入っていたようです。

ホテルの裏手に出てみると、少し先に美ヶ原で2番目に高いピークである「王ヶ鼻」も見られます。ホテルの屋上テラスからはぐるりと周りを見渡すことができるので、特等席とも言えますね。

しばらくホテルの周りを散策したのち、部屋に戻って風呂に入ることに。館内には半露天展望風呂と展望風呂がありますが、今回は半露天展望風呂に行ってみます。全面ガラス張りの浴室は、眼前に雄大な景色を見ながらお湯に浸かることができて何とも贅沢な気分です。風呂上がりに併設したリラックスルームにある椅子に座って優雅な時間を過ごします。

日の入り時間も近くなり、再びホテルの裏手に出てみると、夕日を見ようと何人かの宿泊客が集まってきていました。昼間は雲に隠れていた槍ヶ岳の穂先や大きく窪んだ大キレットの稜線もはっきりと確認できます。寒さをこらえて待っていると、あたりは夕焼け色になり、やがて太陽が西の空に沈んでいきました。

北アルプス方面の夕焼け

夕食と館内イベント

さて、お楽しみの一つである夕食タイムです。夕食会場はいくつかあるようですが、私たちは「やまぶき」に案内されました。席に着くとすでにコース料理の前菜がセットされ、机上には「本日のお品書き」が置かれています。係りの方がドリンクの注文受けと料理の説明をしてくれます。

夕食の前菜
当日の「お品書き」

説明によると、主に信州の食材をふんだんに使った会席料理とのこと。中でもホテルの自慢というだけあって「岩魚の塩焼き」は絶品で、家族全員が一番おいしかったとの感想。静かで優雅な雰囲気の中でいただく料理に舌鼓を打ちました。

夕食後には館内イベントが用意されています。夜8時30分に指定されたホールに行くと、宿泊客が集まったところで、スライド上映会が始まります。美ヶ原の美しく、時に厳しい自然の様子がスライドと解説で紹介されます。豪雪があった年には宿泊客が帰れず、ホテルが孤立したこともあったとか。冬の時期は、厳しい自然が織りなす「霧氷」がみられるそうです。

スライドショーが終わると、ホテルの玄関前での星空観察です。夏季はバスで高原まで移動して星空を観察するようですが、冬季はホテル前での観察となります。ホテルの方が星座や天体についいて解説してくれますが、あいにくこの日の夜は曇り空で多くの星を見ることができませんでした。天気が良ければ満天の星空を見ることができるでしょうね。

冷えた体を温めようと、今度は「無料貸切展望風呂」に一人で向かいます。ここは予約は不要で、空いていれば自由に利用できます。「木曽ヒノキ」を使用した浴室を独り占めして、ゆったりとした時間を過ごしました。

美しいご来光

翌朝は早起きしてご来光を拝むことに。外に出て寒さをこらえて待っていると、東の空が朝焼けによってだんだんとオレンジ色に染まってきます。

日の出前の八ヶ岳と富士山

そして、いよいよ太陽が顔を出します。今日もとても天気が良いので、きれいな日の出です。

ご来光の瞬間

ホテルに戻り暖をとっていると、ホテルの方が「売店脇の窓で『窓霜』が見られますよ」と教えてくれたので行ってみると、窓の内側に朝日に照らされた美しい霜の模様が映っていました。寒い時期の冷え込みの厳しい早朝ならではの光景です。

朝日に照らされる「窓霜」

再び外に出てみると、晴れ渡った青空のもと、太陽が美ヶ原一面を照らしています。

日の出後の一幕
朝日を浴びる高原

すがすがしい気持ちになったところで、朝食の時間です。

贅沢な朝食

昨晩と同じ食事会場に足を運び、朝からおいしく贅沢な食事をいただきました。

雪上車クルージング

朝食を終えると、いよいよメインイベントの雪上車クルージングです。集合時間の8時30分にロビーに行くと他の宿泊客も集まり、これから2台の雪上車に分乗して牧場までの乗車体験となります。

2台の雪上車は大型のタイプと、従来からある少し小型のタイプですが、私たちは後者の雪上車でした。大型の雪上車が先発し、我々の乗った雪上車が続きます。最初は大型車のほうがいいかなと思いましたが、雪上車の「揺れ感」を楽しむには従来車のほうが良かったかもしれません。

美ヶ原高原の牧場に到着

およそ10分の乗車で、「美しの塔」がある美ヶ原高原の牧場に到着。

高原のシンボル「美しの塔」

広く開けた高原の真ん中で、青空と白い雪とのコントラストの美しさに心が洗われます。

白銀と青空

今日は本当に天気が良くて最高の景色です。

2台の体験用雪上車

しばらく景色を楽しんでから、ホテルに向けて戻ります。

先発する大型雪上車

帰りは運転者隣の席に座ることができたので、雪上車からの前面展望を楽しむことができました。

雪上車からの前面展望

ホテルに戻り、お土産などを物色して過ごし、10時発の送迎バスでホテルともお別れです。帰りのバスでも途中の景色の良い場所で停車してもらいながら、最後まで楽しい時間を過ごすことができました。


今回の1泊2日の王ヶ頭ホテルでの滞在は、ホテルでのもてなし、食事、館内設備、各種イベントなど、どれをとってもとても満足のいく内容でした。今度は夏のシーズンにも訪れてみたいですね。

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ホテルでのイベントについて

シーズンによって下記の通りイベント内容が異なります。

冬季(11月中旬~3月下旬)
  • 17:00~18:00 ウェルカムドリンクサービス
  • 20:00~20:30 スライド上映会
  • 20:45~     星空の案内(ホテル玄関前)
  • 当日午後もしくは翌朝 雪上車体験ツアー(積雪時)
夏季(4月下旬~11月上旬)
  • 17:00~18:00 ウェルカムドリンクサービス
  • 20:00~20:30 スライド上映会
  • 20:45~     星空の案内(バスに乗って牧場まで星を見に行く)
  • 翌朝6:30~   王ヶ鼻展望ツアー(バス及び徒歩)

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