【乗鞍高原(後編)】露天風呂のある癒しの温泉民宿&信州そば

旅行

乗鞍高原(前編)に続き、高原の散策を続けてから、温泉民宿に宿泊。
翌日に信州そばを食する1泊2日の乗鞍高原旅の後編をお届けします。

スポンサーリンク

乗鞍高原を楽しむ旅へ(後編)

迫力満点の番所大滝

乗鞍三滝の最後を締めくくるのは、番所(ばんどころ)大滝です。
一の瀬草原からマイカーで移動しますが、乗鞍観光センターを経てかなり下ります。
道路沿いにある駐車場は有料で、係員がいなく料金箱に入れる方式でした(200円)。

案内矢印に従い進みますが、滝見台まではかなり下りそうですね。

右手に進む

予想どおり、ジグザクの下り階段がずっと続いています。
登り返すのが大変そうだなぁと思いながらどんどん下ると、滝見展望台に着きました。

轟音をとどろかせながら目の前を豪快に流れ落ちる様は迫力満点です。

豪快な番所大滝

滝の右手に見られる崩れ落ちた崖もかなり “えぐい” ですね。

崩落した崖
番所大滝の案内板

案内板にもありますが、あたりは「板状節理」が荒々しくむき出しています。

荒々しい板状節理

さぁ、気合を入れて駐車場まで登り返しましょう。

登り返しの階段

一気に登り続け駐車場まで戻ってきました。夕方近くなってきたので、今日の高原ハイキングはこれで終了。予約していた温泉民宿に向かいます。

満足感あふれる温泉民宿

予め予約している温泉宿は「唐松荘」
番所大滝の駐車場から観光案内センター方向に引き返し、5分ほどで到着。

温泉民宿「唐松荘」

到着時には宿泊客の姿は見られず静かな雰囲気です。

民宿の入口付近

民宿ということもあり、部屋にはトイレや洗面所はなく簡素な作りですが、広さは十分あり落ち着きます。

温泉民宿なので、夕食前に風呂で汗を流すことに。風呂場は内湯と露天風呂があり、まずは内湯に入ってみますが、これはかなり熱い。42~43°はありそうですね。

長く浸かっていられないので、露天風呂へ移動。大きさは2畳ほどのコンパクトな浴槽ですが、周りを木々に囲まれ、落ち着いた雰囲気ですね。お湯の温度もちょうど良い加減。
硫黄の香りを漂わせた乳白色の温泉に入ると、至福の気分に浸れます。
我々3人以外には誰もいないこともあり、ゆったりと温泉を満喫。

温泉を堪能して部屋でくつろいでいると、「夕食できました~」との案内が。

夕朝食をいただく食堂

食堂に入ると、宿泊者は我々を含めて4組、計9人のみです。
すでに料理の数々が並べられていますが、どれもおいしそうです。

素材がうれしい夕食

決して高級食材が使われているわけではありませんが、信州サーモンや番所きゅうりなど地元の食材がふんだんに使われていて、そのどれもがとても美味です。

ビールで乾杯し、今日のハイキングの話などをしたりして楽しい宴となりました。
自家製の果樹酒があったので、やまどりすももをチョイス。甘酸っぱい味でgood!

自家製果実酒のラインナップ
「やまどりすもも」の果実酒

この日はほろ酔い気分で早めに就寝。

夜中に一時強い雨音がして目が覚めましたが、朝起きてみると曇り空で雨も少し降っているようなので、やはり乗鞍岳登山は断念。

朝7時にお願いした朝食を食べに食堂に行くと、すでに用意がされています。

食欲の沸く朝食

どれも食欲をそそる料理ばかりで、朝からご飯を3杯もお代わりしてしまいました。

朝食後に再び露天風呂へ。急ぐたびでもないのでのんびりと朝湯につかります。

入浴後、無料のコーヒーを飲みながらお土産コーナーを物色。

フロント横のお土産コーナー

民宿内の工房でジャムを作っているらしく、大小のジャムが並んでいます。
「やまどりすもも」のジャムが欲しかったのですが、今年は取れなかったとのこと。
それではと、残り数も少ない「やまぶどう」のジャム(大)をお土産に買いました。

自家製の自然派ジャム

ちなみに、Googleで「やまどりすもも」で検索すると、唐松荘の自家製ジャムがトップに表示されます。

唐松荘の自家製ジャムです。

1泊を過ごした唐松荘ですが、温泉の露天風呂やおいして食事にとても満足しました。
予備知識もなく適当に予約したのですが、大正解だったようです。
同行の2人もかなり気に入ったようで、次回の乗鞍岳リベンジ登山の際にもまたこの宿に泊まりましょう、ということになりました。

乗鞍高原 温泉民宿唐松荘

朝の散策(森の吊り橋)

お世話になった唐松荘

雨も上がったようなので、乗鞍高原の最後に近くの散策路を歩いてみることにしました。

宿の駐車場に車を停めたまま、近くの「吊り橋」まで行くことに。どんどん森の中へ入っていきますが、熊の心配もあるので、「オーイ」と大きな声を出しながら歩いていきます。

10分ほどで目的の吊り橋に着きました。

散策路にある吊り橋

他の人はだれもおらず、清流の音だけ聞こえる静かな場所です。

橋の下を流れる清流

来た道を引き返し、駐車場まで戻り、これで乗鞍高原のハイキングは終了。

信州そばを堪能

乗鞍高原を後にして、天気も良くないのであとは帰るだけですが、せっかくなので信州そばをたべようということに。

以前行ったことのある山形村の唐沢そば集落に立ち寄ることにしました。

松本に向かう国道158号線から波田小学校前交差点を右折して通称「日本アルプスサラダ街道」を進むこと10分ほどで目的のそば集落へ到着。

11時から開店している店の中でお目当てにしていた根橋屋はすでに駐車場が満車で入れず。おとなりの「そば幸」に入ることにしました。

そば村の「そば幸」
「信州そば切りの店」を謳う

3連休のため忙しいらしく、今日はお蕎麦しかできませんよ、と言われましたが、蕎麦だけ食べるつもりだったので問題なく入店しテラス席へ。

テラス席から見た敷地内の庭

この店の人気メニューは「やまっちそば」らしいですが、3人共もりそばを注文。

付け合わせの漬物

「やまっち」とは、山芋を大根のツマのように細く刻んだもののようです。

蕎麦が来ました。十割そばなのか、蕎麦は短いのが特徴ですが、おいしくいただきました。

もりそばを食す

蕎麦屋を出る際に、入ろうとしていた方々がお店から「今日のお蕎麦は終わりました」との悲しいお告げ。開店から1時間しか経っていないのに「もう終わりですか?」と嘆かれてましたが確かにそう思いますよね。

その方々は今朝、乗鞍登山に向かったのですが、雨風強く途中で引き返してきたとか。登山も蕎麦もダメでとても可哀そうですね。

長野県山形村の唐沢そば集落
江戸時代から続く長野県山形村の唐沢そば集落。1軒でゆっくり過ごすのもよし そば集落で食べ比べをするもよし、 ぜひお立ち寄りください。

渋滞を避け抜け道ルートで帰宅

おいしく蕎麦も味わったら帰路となります。帰りは塩尻インターから入るも、すぐに工事区間、さらにもう一か所車線規制箇所で渋滞を繰り返します。

大月インターあたりまでくると、この先談合坂SAから小仏トンネルまで120分との表示。

2時間の渋滞は避けたいので、大月インターを下りて下道を選択するチャレンジ!
以前YouTubeで見た抜け道情報を頼りに、県道35号を進みます。
車線のある快適な道で、とくかく信号がないのでスイスイ進みます。
あのまま渋滞に捕まっていることを考えたら嬉しさがこみ上げてきました。

途中で相模原方面の看板を見たら県道517号線に入り、道なりに進めば相模原インターへ出られます。結局高速をそのまま進んだ時間と比較すれば、1時間程度短縮できたことになります。後半の山道は道幅が狭くカーブが連続しますので、運転に不安がなければぜひとも活用をお勧めします。


登山はできなかったものの、これにて1泊2日の乗鞍高原を巡る旅を楽しく終えることができました。

タイトルとURLをコピーしました