【山選びの本】初心者が山選びに困ったときに役立つ本5冊を紹介

登山

初心者の段階では、これから行きたいと思う山はいろいろとあるけれど、自分のレベルにあっているかどうかよくわからず、実際に行く山を選ぶのに悩むこともあると思います。

そこで今回は、これさえあれば次に行く山選びに困ることがないような、頼りになる本を5冊選びましたので紹介します。

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とりあえずは、初心者向けの本から始めよう!

まずは初心者レベルの方に紹介する2冊です(いずれも東京近郊で他地域の方には申し訳ありません)。

「東京周辺 子どもとおでかけ 日帰りハイキング」(昭文社)

本のタイトルにもあるとおり、子ども連れでも行けるような「ハイキング」レベルのコースが紹介されています。

鎌倉アルプスを皮切りに、多摩や狭山の丘陵ハイキング、そしてケーブルカーを使う御岳山や大山などと続きます。

さらに、レベルアップとして陣馬山、三頭山、鍋割山や金時山などもありますので、ウォーキングやハイキングから始めて、低山レベルの山登りまでであれば参考になります。

写真も豊富でカラフルな誌面なので、ハイキングを楽しむには最適な1冊だと思います。

「東京近郊の山ハイク」(JTBパブリッシング)

ハイキングを卒業し、本格的な登山を始めたい方にお勧めしたい本です。

関東周辺で日帰りできる22の山登りコースが掲載されています。
「ご近所ハイク」「ご利益ハイク」「ヒーリングハイク」「本格ハイク」「チャレンジハイクとレベルごとの5つの章に分かれていて、レベルを上げていく一つの目安になります。

ただ、全般的には初心者向けですので、低山の登山をそこそこ経験している方にとっては、最初から「本格ハイク」の山からスタートしてもよいかもしれません。

ちなみに、各章ごとに掲載されている山は以下のとおりです。

  • ご近所ハイク   :天覧山・御岳山・蓑山・鎌倉アルプス・鷹取山・大楠山
  • ご利益ハイク   :高尾山・筑波山・大山・箱根駒ヶ岳
  • ヒーリングハイク :三頭山・白山順礼峠・入笠山・沼津アルプス
  • 本格ハイク    :陣馬山・金時山・岩殿山・石割山・大菩薩嶺
  • チャレンジハイク :北横岳・尾瀬ヶ原・富士山

なお、この「東京近郊の山ハイク」は現在出版されていないようですが、リニューアルされた後継版として「東京近郊の入門山ハイク」が発売されています。

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「日帰り山 トレッキングサポートBOOK」(ネコ・パブリッシング)

「日帰り山」とはなっていますが、関東地方の山が多いものの、山梨県や東京からでは日帰りは厳しいと思われる長野県の山も紹介されています(もちろん、日帰りが東京発とは限りませんので)。

ということは、初心者段階から長い期間活用することができます。

また、写真がきれいで、見ているだけでも楽しめますし、思わず行きたいとも感じさせるような誌面になっています。

実際私もこの本を見て行くことになった山が多くありますよ。
たとえば、大菩薩嶺や乗鞍岳、木曽駒ケ岳などなど。

掲載されている山は、その山の標高自体ではなく、登山口からの標高差別にランク分けされているので実用的でもあります。
具体的には、標高差別に「200~300m」「300~500m」「500m~」の部に分かれていて、それぞれ12~16の山々が紹介されています。

最終章の山の一つとして「西穂独標」が載っていますが、初心者を卒業する山としては最適だと思います。
初心者レベルから中級者へ進むステップアップを図るためにお勧めしたい一冊ですね。

残念ながら、この本と同じものは現在出版されていませんが、類似の内容で「入門山 トレッキングサポートBOOK」が発刊されていますので是非参考にしてみてください。

「日帰り名山詳細ルートガイド」(枻出版社)

サブタイトルとして「初級者でも登れる!!首都圏近郊の山」とあるとおり、「箱根・伊豆・富士山周辺・鎌倉」「丹沢・高尾・中央線沿線」「奥多摩・奥武蔵・奥秩父」の大きく3つのエリア別に山々が紹介されています。

掲載されている山の数は27と多くはありませんが、タイトルにも「詳細」とあるように、それぞれの山の登山道が写真付きで詳しく解説されています。

事前に登山道の様子を知りたい方にとっては、この本で予習をしておけば安心して登山が楽しめます。

この本で行く山を選ぶというよりは、行くことを決めた山がこの本に載っていれば詳しく確認するといった活用が適しています。
また、写真付きで登山コースが紹介されているので、行ってきた山の「復習」としても楽しめます。

山選びのメインの本としてではなく、「サブテキスト」的な使い方をするのがお勧めです。

「関東日帰りの山ベスト100」(実業之日本社)

ご存知 “ブルーガイド” ブランドとして発刊されているA5版の本です。

北は那須茶臼岳、上越方面は谷川岳や尾瀬ヶ原、西は長野県の霧ヶ峰のエリアにおいて、“登っておきたい” 100山がセレクトされています。

100山紹介されているだけあって、写真の掲載は限定されてしまいますが、それぞれの山について、山までのアクセス、代表的なコース紹介、標高差やコースタイムなどがコンパクトにまとめられています。

メジャーではないと思われる山も多々ありますので、初心者のみならず、行きたい山を網羅的に探すのには重宝すると思います。


登山に関しては、山行前の山選びや、本や雑誌で写真・コースガイドなどを見て想像を膨らませるのも楽しみですよね。

今回、山選びの本として5冊紹介しましたが、それぞれには特徴がありますので、1冊だけでなく、できれは複数冊を見比べて山選びから楽しんでみてはいかがですか。

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