秋田旅行の初日、「松下」であきた舞妓劇場・お昼の部を楽しんだのち、今回の記事では、市内見学をしてから夜の宴会の様子についてご案内します。
まずは秋田市民族芸能伝承館(ねぶり流し館)へ
「松下」のある千秋公園を出て市内観光に向かいます。
外の気温はかなり低いようで、おまけに風が強いので体感温度はかなり寒く感じます。
まず向かったのは、秋田の伝統行事である竿燈をはじめ、民族行事や伝統芸能についていろいろと見学できる「秋田市民族芸能伝承館(ねぶり流し館)」。

入口脇にも大きな竿燈が飾られているため一目でわかります。

見学のため、隣接する「旧金子家住宅」および少し離れた場所にある「赤れんが郷土館」との共通観覧券を購入します(370円)。

中に入るとまず1階から3階まで吹き抜けとなったホールに大小違いのある竿燈が飾られています。

長さ12mもある大若のほか、中若、小若、幼若が展示されていて、一番小さな幼若は手に取って担ぐことができます。
それにしても、重さが50kgもある大若を手のひらや肩、腰、額で支えるのは大変な技ですね。
もともと祖先の霊を弔い豊作を望む庶民の祈願として行われていた「ねぶり流し」が、時代を経て秋田の竿燈となり全国に知れ渡る行事となったものです。
続いて上階の展示に進みます。2階と3階には秋田の民族行事や伝統芸能に関して解説された展示がなされており、それぞれゆっくりと見て回ります。

ねぶり流し館の見学が終わり1階に戻ると、続いてお隣の「旧金子家住宅」へ。

江戸時代後期に営まれていた商家で、秋田市の有形文化財に指定されているようです。

呉服や太物が売られていた当時の店先の様子が窺えますね。
施設を出ると粉雪が舞っていて風も強いですが、寒さを堪えながら次の目的地に向かいます。

続いては「赤れんが郷土館」
ねぶり流し館から歩いて10分ほどで「赤れんが郷土館」に着きました。

中に入ると暖房が効いているのでほっと一安心。

ここは旧秋田銀行本店の本館ですが、外観はルネサンス様式を取り入れた2階建ての建物で2階部分が赤れんがになっています。

昔の銀行は似たような造りになっていて、2階まで吹き抜けた広いオープンスペースが特徴ではないかと思いました。

喫茶店の「Café 赤居文庫」に向かう
さて、ホテルのチェックインの時間にはまだ早いので、喫茶店で休憩しようと、予め調べておいた「Café 赤居文庫」という喫茶店を目指し、秋田駅方面に歩いて向かいました。
赤れんが郷土館から15分ほどの歩きで「Café 赤居文庫」に着きましたが、中をのぞくと満席状態。我々5人のグループが座れる席が空きそうにもないので、やむなく断念することに。
仕方ないので、少し早いものの、今夜の宿であるリッチモンドホテル秋田駅前へ。
ホテルにチェックイン後、各自1時間ほど休憩し、宴会に向かうため再びロビー待ち合わせとしました。
「秋田きりたんぽ屋 大町分店」で宴席
ホテルから出発のためロビーで待っていると、案内棚にはいろいろな観光パンフレットに交じって飲食店の割引券が置いてありました。
よく見ると、なんとこれから向かう居酒屋の割引券があるではないですか。
この割引券を人数分ゲットしていざ川反エリアへ。
今宵予約した店は「秋田きりたんぽ屋 大町分店」。秋田駅前に本店もありますが、せっかくなので飲み屋街で有名な川反地区にある店にした訳です。
寒風に耐えながら歩くこと15分ほどで目的の店に到着。古民家風の趣のある店構えです。

開店直後の時間での入店となり、さっそく席に通されます。
予め「竿燈祭りコース」を予約しているためか、最初の料理が小皿にて用意されています。
いぶりガッコ、ギバサ、あみ茸煮、とんぶりとろろ月見添えなど秋田ならではの料理が並びます。

それぞれの料理について店員さんが説明をしてくれます。

どれも少量ずつではありますが、秋田の郷土料理を味わうことができました。

続いて、ハタハタの一夜干し、比内地鶏の串焼き、さらにハタハタの天ぷらと続きます。
どの料理もとても美味しく、みな満足しながら食を進めています。
もちろん、飲み放題コースにしているので、お酒も進みますね。
そして、満を持してきりたんぽ鍋の登場です。

ベテランの店員さんが紙芝居できりたんぽの由来を説明してくれる演出もありました。
その店員さんがそれぞれの器にきれいに取り分けてくれます。
2時間コースでしたが、他のお客さんが多くなかったせいか、3時間ほど滞在が許されたようですね。
コース料理は飲み放題付きで6,000円(税込)ですが、ホテルにあった500円割引券を使わせていただき、とても満足できるお得な宴会となりました。
【詳細版~秋田再訪旅(Vol.3)】へ続く(作成中)